見出し画像

SNSを頑張る前にすること

久しぶりの投稿になりました。
minne作家のトクダ コノカです。

このnoteは
minneを使って稼ぎたいハンドメイド作家さんに
「売れるって楽しい!」
を実体験してもらうために書いてます。

この数ヶ月間は繁忙期だったため、ハンドメイド販売に集中していました。
前年度は売上550,000円を達成し、これ以上は限界!もう売上は上がらないと思っていました。
それでも工夫して、業務改善を続け、先月の売上1,000,000円達成!
嘘、、、でしょ!?

詳しくはまた別の機会に書こうと思いますね。
頑張ったよ〜。

さて、SNSを頑張る前にすることとは、
売り場を整えることです!

そんなお話をしていきます。

SNSでフォロワーを増やすより必要なこと

ハンドメイド作家にとってSNSは相性のいいシステム。

Instagramはお客様と繋がりやすいツール
Twitterは拡散しやすいツール

自分のブランドと相性の良いSNSを選ぶと良いと思います。

私の失敗談なんですが、

「ハンドメイド販売を始めたら、
 知ってもらうためにSNSで発信しよう!」

私はそうやって、Instagramを始めました。
これ失敗!

私は、小さな子供を育てているお母さんに、ちょっとお洒落なものを届けたいので、2.30代の女性の利用者数が多いInstagramを選びました。

今振り返ると、
どんなに投稿をしても
これでは売れるわけがない。

実際、全然売れませんでした。

SNSをする目的は何でしょうか?

私たちは制作・宣伝・問い合わせ対応・発送などなど、
やることはいっぱい。

暇ではないので、
目的を忘れないようにしましょう。
「なんかやりたい!楽しそう!」で
チャレンジしないように心がけています。

SNSをする目的は…

フォロワーを増やすため?
ハンドメイド好きと繋がるため?
いろんな人に見てもらうため?
バズらせるため?

違いますよね。
作品を売って稼ぐためですよね。

下の3ステップに来てもらうためのSNSです。
(SNSの役割はもっともっとありますが、端折ります)

「ステップ1」
SNSで誰かの目にとまる

「ステップ2」
気になって文章を読んでもらう

「ステップ3」
minneに来てもらう

10000人のうち、
ステップ3にたどり着いたお客様はごくわずかです。

その希少なお客様が
「なんだ、素人ショップじゃん」
と言って帰っていくか、
「ひゃあ!素敵ー!」
と言って足を踏み入れるか、

この差は「お店が整っているかどうか」です。
ショップは最後の砦。

どんなに拡散しても最後の砦が整っていなかったら、
お客様は帰ってしまいます。

「ん?まだ開店前かな?」
「なんか頼りないな」
「思ったのと違った」
一度帰った人は、戻ってきません。

私にとってショップを整えることは最優先事項なのです。
と、言うわけで、私のショップを整える要点をまとめます。

minne ショップを整える

誰かのために整えることは、デザインである。

デザインは「なんか好き」の感情を生むために整えること。

「お店やってますよ!」と
ホコリを払って、
電気をつけて、
商品を整列して、
スタッフの髪や襟を整えて、
「いらっしゃいませ」と笑顔で出迎えているかのような
minneのショップの整え方を書こうと思います。

印象を操作するために整える

①ショップへ来たお客様にどんな気持ちになって欲しい?

お客様にどんな気持ちになって欲しいか
よくよく考えて掘り下げるべきこと。

これはブランドを育てるためにつながります。

ちなみに私は「育児に疲れた、ママさんの廃れた心が、暖かく、前向きにしたい」と思っています。
この気持ちって、「欲しい」に繋がると思うんです。

だから、かわいい顔の子供の写真を多めに使っています。

見ていて楽しい写真展のようなショップを目指しています。

商品写真の1枚目は、イメージ写真に近いです。
商品写真の「説明写真とイメージ写真の違い」はこちらで書いてます。


私は美術館やギャラリーに行くのが好き。
minneは無料で持てるギャラリーになります。

作家が持つminneのアカウントのブランドページのことを
minneの「ショップ」といいますが、
元々はminneの「ギャラリー」と呼ばれていましたね。

さて、自分が与えたい印象をお客様に感じてもらうには、どうしたら良いでしょうか?

与えたい印象に合わせて決めておくと良いもの。
☑︎色
☑︎フォント

ロゴ制作やペーパーアイテム、Instagramの投稿画面など、
色を選ぶ際に手が止まりません。

②安心してお買い物をしてもらうために

お金のやり取りをするから、
信頼を得る必要があります。

不審なお店でお買い物はしませんよね。

だから、説明に矛盾のないようにしています。
当たり前のことですが、
これがなかなか難しいんです。

「商品説明ではオプションから色を選んでください。」と書いてあるのに
オプションの選択に色がなかったり。
プロフィールのブログのURLを押してもURLの入力ミスでエラーで飛べなかったり。
うさぎのブローチの商品写真に「クマのブローチ」とタイトルがあったり。
そうゆう整合性が取れていないと、お客様は帰ってしまいます。
他のお店がいっぱいあるのですから。

③信頼を得る

開店中とわかりやすくするために見応えを出します

具体的に、販売ページを10ページ以上用意しましょう

いちいち「今日やってますか?」ってメッセージを送るほどではない、、、
ちょっと気になったけど、絶対欲しいわけじゃない。

そんなお客様の購入の機会損失をしないために
見応えは必要。

1、2個しか商品を取り扱いしていなかったら、
開店前のお店のみたいでしょ?

minneの扱いも発送の仕方も慣れてなさそうで、
なんか不安になります。
選ぶ楽しさもありません。

色違いでも増やすことで、
スクロールする楽しみも提供できるので、
販売ページは増やしましょう。

色違い、形違い、サイズ違い、モチーフ違い。

販売ページをしっかり作り込み、
あとは販売ページを設定ごとコピーするだけ。

「あなたの作品(商品一覧・管理)」の「・・・(歯車マーク )」からコピーができます。

商品ページのコピーは画像を引き継げないのが不便なんですよね。
私はパソコンのデスクトップに「minneでよく使う画像フォルダ」を作って置いておきます。
いつもの画像を探しやすくするのも時短。

ちなみに商品ページを増やしておくと、
個人的に誤送ミスも防げます。
(↑何度もやらかした人)

オプションの文字を見て用意するのではなく、
目でパッと見てパッと用意できるんです。

ブランドの統一

①ブランド名

ブランド名を決める時は以下4つを意識してください。

揃っている…信頼を勝ち取る。
覚えやすい…リピートの可能性を生む。
呼びやすい…SNSで親しみやすい。
検索しやすい…探してもらいやすい。

皆さん、お洒落な感じ好きですよね。
英語、フランス語、イタリア語、、、

「名前がおしゃれだと、作品もお洒落になった気がする!」

でもその名前、読みやすいですか?

SNSであなたのお店を紹介しようと思っても、
「名前が、、、書けない!
 メンションできない!!
 やめよ。」
って諦めさせてしまうので、
覚えやすい名前にしましょう。

子供が噛まずに言える言葉がいいんじゃないかな。

そして、そのお店の名前は必ず統一。

例えばですよ?

minneではデリシャスパーティーショップになっているのに、
InstagramではDeliciousPartyShopになっていませんか?
TwitterではDeliciouspartyshopになっていませんか?
ショップカードにはDelicious Party Shopになっていませんか?

統一すべし!!!!!!

「そんな間違い探しレベルな、
些細なことまで気にしなくちゃいけないの?」
と感じますか?

企業やハイブランドはそんな適当な誤りを絶対しません。

適当な人って印象を与えないためにやりましょう。

統一を徹底するためにも、辞書登録がおすすめです。

これはミス防止and時短になります。
そんな話を詳しく書いているので見てね。

②ロゴ

先程、与えたい印象を決めたと思います。
ロゴにも反映してくださいね。
私がロゴ制作で意識したのは以下のものです。

ロゴは印象に残るものを。

視認性がいいもの。
カラーがあってもいいけれど、
モノクロでも成り立つデザインにしましょう。

使いやすさ。
使いやすさを無視したやらかしロゴが散見されますが、
長く続けていくのであれば、
予定していない先の想定をしたロゴを作りがおすすめ。

横に細長いスペース(封筒)に組み替えたバージョンと
正円(minneのアイコン画像)にした時にわかりやすく組んだバージョンなど。

例えば下の画像。
minneだったら「m」が出てくるように、アイコンに使うことがあります。
小さなスペースにロゴを載せるとき、潰れてぐちゃっとならないためにも、シンプルなものがいいですね。

独自性のあるもの
ロゴっぽいものがロゴではありません。
よく見かけるような種類のロゴはロゴとは呼べません。
個性のあるロゴを生み出したいところ。

Googleでは画像検索というものがあるのをご存知でしょうか。
一度、作ったロゴを画像検索にかけてみてください。
Googleが似たようなロゴを出してくれるので、
それが本当に似てしまっているのか、
Googleの苦し紛れの類似提案なのか(これが面白い)、
判断することができます。

そんな私のロゴはとってもシンプルで、
Instagramで「見たことがある」と言われたり、
「そのロゴ覚えてる」と言われることがあります。

InstagramのLIVEを視聴して、
コメントをして楽しむことがあるので、
そうゆうときに印象に残るんじゃないかな。

長く付き合うためにも、
好きになれるロゴと付き合っていきたいですね。

③お知らせメッセージ

私が気をつけていることは、ほったらかしにしないこと。

春になっても年末年始の発送のことを書いていたり
「ご覧いただきありがとうございます」と挨拶していたり
ご購入前に〇〇を見てください。と自分都合を書いていたり

お客様の書いたい気持ちがどっか言っちゃうようなメッセージにしない。

このお知らせメッセージは月1回以上は変えたいな。

特集掲載について自慢したいことや、
季節に合わせた新作のお知らせ、
レターを書いたから見てねってこと。

※今2022年4月現在、minneのレターはお客様がプロフィールから見に行かないと気づいてもらえない仕様になっています。お知らせからご案内するのがおすすめです。

お知らせメッセージは力の入れどころだよ〜。

④カバー画像は何屋さんかわかるか

ヘカバー画像って、ミンネのトップ画像の上の方の画像のこと。
この画像、とっても大事!
minneのお客様の大半はスマホでのぞきに来る。
スマホだとカバー画像の表示がないので、気づいていない作家さんもいらっしゃいます。

スマホで表示されないなら、設定する意味がわからない?

いえいえ。
コロナウイルスが流行して、タブレットが増えて、タブレットでのお買い物も増えました。
タブレットでminneのshopページを見ると、カバー画像が表示されるよ。
設定していないと真っ白で味気ない。

カバー画像はブランドの顔です
訪れたお客さまへ、あなたのショップの世界観を画像1枚で伝えることができます。

売れている作家は、必ずカバー画像を設定しています。

カバー画像の作るときの注意点

・1100×280px以上推奨です。
・8MB以内のJPEG・PNG・GIF形式で作ります。

・ブラウザのサイズ次第で上下左右が切れることがあるので、中心を意識して作る。
・写真を撮るときは、引き気味(余白多め)に撮影すると、使いやすい画像になる。



設定したら、どんな風に表示されているか確認します。

文字は切れていないか、いろんなデバイス(PC、自分のスマホ、家族のスマホ、ipadなど)を使って確認すべし!

文字が切れていたり、変にずれていたり、画像が切れていたりしたら、最強にダサいよ〜。

1100×280pxのサイズの作り方がわからない方は、CANVASを遣うのがおすすめ。
無料でほどほどにおしゃれな画像を作ることができる、とっても便利なアプリだよ。
商品写真だけじゃなくてもいい。
文字入れをしてもいい。
ずっと同じ画像を使わなくてもいい。
たまに作り替えて、自分のベストを更新。

ついでに、Twitterをやっているなら、Twitterのヘッダー画像も合わせて作ります。
統一されていると、同じお店ってひと目で伝わります
Twitterのヘッダー画像の推奨サイズは、横長で「1500×500px」。
minneのカバー画像の使い回しは、バランスがおかしくなるので面倒でも作っちゃいましょう。

まだ設定していない人は、設定してみてくださいね。

⑤商品画像の配置

自信を持って商品写真が撮れているのに、商品の配置がザンネン、、、そんなことになっていませんか?

ショップページの配置は、こだわるべし。

販売する商品のラインナップによって、正解が違うので、自分のショップではどのように並べるか、悩みますよね。

私は、いろいろ配列を変えて、今の配列に落ち着きました。

最初はね、やらかしていたんです。
一番最初の商品ページを「お買い物の注意点」って展示ページを作って、
お客様の目につきやすく置いていたんです。

これ、やらかし案件。
だって、他の作家さんがやっているのを見て
「頭いい!!」
と思ったんだもの。

minneの方とやり取りする機会があって、
指摘してもらって、初めて知ったこと。

最初の1ページ目は「一番売りたい自信作」を置く。

または「一番売れてる人気商品」を置く。

minneは、他の商品を検索で見に来た人が、
商品ページをスクロールすると、
割と早い段階でショップのアイコン画像、ショップ名、レビュー件数、他の商品が出てきます。

他の商品が出てくる、ここ!
ここに、「お買い物の注意点」が出てきたら、
他の商品も見たい気持ちにならないんです。

作家都合な配置ですよね。

お客様のためを思うなら
他も見たくなるような、
一押し商品を一押しな商品画像で誘ってあげたい。

苦手な営業トークを、
minneが勝手に伝えてくれる。
「当店の人気の商品はこちらですよ。
よかったらこれも見てね。
イチオシの新作商品ですよ。」

だから、1枚目は重要。
そして、4枚目は次に意識する。
(スマホで他の商品として出やすいため)

いつも同じだと飽きられてしまうことがあるので、たまに順番を変えています。

【イチオシ4枚の選び方例】

・新作を入れた4枚にする
・季節に合うものに並び替える
・特集掲載に載った商品を入れる
(特集掲載を見た人にとって、「特集掲載にのったあの商品のお店」とわかりやすい)
・❤︎のいいね数が多い商品を入れる

まだ、お客様を引き付けられる商品画像が撮れていないのであれば、
私がしている商品撮影について、よかったら読んでくださいね。

おわりに

どんなにSNSで商品を知ってもらおうと活動しても、お客様がたどり着くゴールがスカスカだったらザルのごとし。
ゴールとは、購入ボタンポチりのこと。
お客様をキャッチすることはできません。

SNSより、ショップの顔を作るお話になりました。

ショップ顔ができたら、次は、商品ページの作り込み。
商品ページに来たお客様に購入ボタンポチりをしてもらうための作り込みも書きたいと思います。

またね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?