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好きこそものの上手なれ

先日、ずーっと欲しかったiPadが我が家へやってきました。

家族用なんだけど、私の目的はデジタルでも絵を描けるようになれたらいいなと練習することです。
子どもたちも何より先に「お絵かきアプリ入れたい!」となって、無料アプリをすぐにインストールしました。

そこからは、三男四男、帰省した次男も加わって、たった数日で、どんどん息子たちの絵やイラストがギャラリーに貯まっていってます。

私はイラストお仕事の下描きをしどろもどろと進めているところ。

まー、子どもたちの使いこなすのが早い事!
描いてる絵を見て、「ここの描写どうしたの?」のと聞いたり、自分の制作してる時に「ここでこうしたいんやけど、どうしたらいい?」と私から子どもたちに聞くことが断然多いのです。

とにかく、早いもん勝ちみたいな感じで一台のiPadを3,4人が使ってて、息子たちは描き出すと、喋りながらでもずーーーっと描いてます。

三男は、「やっぱりペンと紙の感触が欲しいなあ」と言いながらものめり込んで
描き上げた漫画の1ページは凄かったし、四男はとにかく早くて数を描いていく。その中の一枚に、おーなり由子さんを思い出すほわっと素敵なイラストがありました。
次男は、写真から全て三角面でおこした猫の絵を「友だちのペットの猫の絵描いて言われたし」と、ちゃちゃっと描き上げ友だちにサクッと送ってました。

夫も子どもたちの貯まっていく作品を見て、「すごいな」「よくあんなに集中してずっと描いてられるなあ」と感心。

でも、夫もPCならずっと触ってられるのとか、熱中してる趣味(ちょっと前はゴルフ、その前はマラソン、その前は書道、その前は釣り)の取り組み方は、あんな感じだよね。

そんな子どもたちに「すごいなあ!慣れるの早いなー。なんでそんなに使いこなせるの?」と言うと
「母さんは、なんで?ってすぐ理屈から入るけど、そんなんいらんねん。どんどん触ったらどんどん出来るようになる。」
という返事。
はー、なるほど。
そう聞いたからって、アナログ人間の私がすぐにサクサク出来るようにはならないけど、IT機器のことに限らず、違う感覚の人からの言葉に耳を傾けると、自分で勝手に作ってしまってた「縛り」みたいなものが少しだけ緩んだり軽くなったりするのを感じます。

「好き」って、やっぱり何かを起こすエネルギーなんですよね。

ここまでは、世に言う「好きこそものの上手なれ」の意味合いの事です。
でも最近、「好きな事ならたくさん努力できる」みたいな意味とは違う意味も感じるようになりました。

三男のバレーボールに関しての出来事で思ったのですが、溢れる「好き」は、その周りの人や関わる人たちにも引き寄せる影響があるんだなーと。
「好き」の気持ちを軸にやってると、自然と応援してくれる人が増えたり、より良い環境に行けたり、というそんな意味合いもあるなーと思ったのです。

(西垣)

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