夜中のカフェが私の生息地だったのに
もの思いにふけるのが趣味の私は、
仕事帰りにカフェに寄って、
ダラダラするのが好きだった。
いや、好きというよりは、
必要だった。
家でもない、職場でもない場所。
他の人にとって誰でもない私。
そういう、
輪郭のないボンヤリした場所で、
凝り固まった「自分」という概念を
リセットする時間が、
必要だったのだ。
今はコロナでどこも時短営業。
生息地ともいえる場所がなくなり、
うまく息継ぎができないような感覚だ。
ボンヤリするときに浮かんでくるアイデアは、
なかなか悪くない。
そんなアイデアの泉も、
水かさが減ってきたように感じる。
いつか夜中のカフェが復活したときのことを考えて、
こうして家で大人しくnoteを書いている。
皆さんにとって
生息地とはどんな場所だろうか。
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