見出し画像

母の介護を受け持つことにした本当の目的

私は三人兄妹の末っ子である。


元々は関西の生まれ育ちで、

約二年前に九州に単身で移住した。


移住してから半年ほどして

母の認知症が発覚。


しばらくは遠距離を行ったり来たりして

介護サービスを利用しながら

サポートしてきた。


そして先月、

思い切って母を私の移住先に呼び寄せ、

今住んでいるところから車で5分ほどで行ける距離にある

介護施設へ入居してもらうことを決めた。



誰も知らない土地で、

高齢になってから母を移住させることに、

かなりの不安があったが、


本人が社交的な性格だったことと、

もの忘れがいい具合に働いて

「自分はずっと昔からここにいる」

と思っているおかげで、

なんとか馴染んでくれた。


ホッと胸をなで下ろしている。


ここまでくるにも様々な葛藤があり、

なぜ長男と長女が動かず、

一番遠方の私が

何もかもをしているのかと

恨みの感情も常にあった。


しかし本心としては、

他の二人には口出しをしないで、

私に任せてほしいという思いのほうが強かった。


何とかして

母の年金の支給額内でまかなえるように

色んな手続きをしているのも、

姉や兄に頼りたくないから、である。


家族に関する問題が起きても

無関心を通す二人に

こちらから協力を求めても、

その度に期待外れの答えが返ってくると

消耗する。


それなら

兄妹に対してのストレスを感じなくても済む

環境を整えたい。


そのために今は必死で動いているのかもしれない。


円形脱毛症を作るほど

あれこれと悩んだが、

今取り組んでいることが落ち着けば、

自分の中でも納得がいくと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?