台湾の親中派の人たちの思考を考える試み
あくまでもおちゃらけな書き手による、おちゃらけな文章ですので、本気にせず読んでください。
「今日の香港、明日の台湾」という言葉があります。
いまの香港の姿は、明日の台湾の姿かもしれない。だから、行動しようという感じで台湾の中で中国の一国二制度へ対抗するスローガンとして使われています。
この言葉から分かるように台湾の人たちは、中国が香港に対してどんなことを行うのか注意深く見ています。
それは中国と台湾は別だと考える民主派の人たちだけではないはずです。
台湾にいる中国寄りの人たちも、例えば中国が香港にいる親中派にどういう態度を取るか見ているはずです。
香港からは香港に地域本部を置く外資系が撤退し続けており、アジアのハブとしての機能は下りつつあるかもしれません。
昨今の中国の景気低迷の影響で香港の景気も伸び悩んでいるそうですが、それでも一国二制度の形骸化による経済への影響は限定的。
そういう様子を見ている台湾の親中派の人はどう思うでしょうか。
思っていたよりも生活は変わらないかもとか、むしろ景気は良くなるかもとか、民主主義を手放す“だけ“で台湾らしい風景や文化は残せるかもと思うかもしれません。
逮捕される民主派のグループなんて一部の騒いでいる人達で自分とは関係ないし、そういう人たちが逮捕されてもなんにも影響はない。それよりもこの中国という巨大なものに逆らうより巻かれたほうがうまみがある。下手に反発するよりも、多少の痛みは多めに見て中国に巻かれようなんて思ってしまう人がいてもおかしくなさそうです。
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いま台湾では、野党が過半数を超えたねじれ国会によって審議を通さずに強行採決を行い、それに反対する人たちによる大規模だけども平和的なデモが行われています。
私からすると野党側がなぜそこまでのことをしたのか、想像がつきませんでしたし、いまも何を考えてどういうロジックでそういうことをしたのか正直に言うと分かっていません。でもそれだと溝が深まるばかりですね。
溝を少しでも埋めるため、香港を見る側面からどういう考えのもと動いているのか思考実験してみました。
なお、国民党を支持するひとたちも様々であり、すべてが親中派とは限りません。あしからず。
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