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「総合の時間」のイロイロ◇コネクトスクール「トイロ」ってどんな所?⑥

「何でもやっていい」と「イロイロなことをやっていく」の違い

スクールを運営していく上できるだけどこにもできないようなことを実践していこうと思っています。そして、月謝をいただく以上は「子ども達が成長できる取り組み」の質を高く保っていきます

たまにみるスクールの特色の1つとして、「遊ぶだけでもいいんだよ」「ゲームもできるんだよ」の意味で「フリー」を使ってる場合があります。これは家でもできること。コミュニティ作りを特色にしているのであれば別だと思います。

「過ごし方などの枠はないけど学んでいくためのカリキュラムがある」。それだから「フリー」のあとに「スクール」が付くのではないでしょうか。
「居場所」と「学ぶ場」これを今後は区別していかなければならないと思っています。どれも重要で、それぞれを特化させていく必要があるからです。

今は何もする気力がなく、とりあえずコミュニティに所属したいのであれば「居場所」が必要でしょうし、今は何かできる気力があって学びや成長を求めているなら「学ぶ場」が必要だと思います。現在の状況は、この選択肢ですらあまりないように感じます。


人脈が学びの質を高める

「トイロ」は「学び」を大切にします。そのための強みは「人脈」です。スタッフや関係者のほとんどが、教師を目指す大学生、もしくは教育現場にいたことがあるか、現役の教師です。代表の私自身、中学校で12年間教師をしていました。行事の企画・運営、授業、生徒指導などに関してのプロ達が、運営するにあたって知恵を出し合います。

その中でもトイロの「総合学習」は、他でなかなかできないものだと思います。

人権、平和、国際、共生、特別支援、性、ICT、防災、キャリア、食育などを専門的な教育関係者の方々に、日曜日のワークショップで実践していただきます。これは学校に通っていてもなかなか体験できないことだと思います。その点でもトイロは「学校以外の教育を受けられる場所」として機能していきます。


校外学習や泊行事

校外学習や泊行事も実施します。目的をこちらから提示して、生徒達で企画やプレゼンをして作り上げていきます。
調べ学習や企画の仕方、プレゼン・ディスカッション、パワーポイントの使い方などを学びながらやるのでこれもまさしく総合学習になります。

泊行事に関してはトイロの場所を提供してくださった方の宿泊施設を利用できますので、これもトイロの強みだと思います。


子ども達にゆだねるのか、スクール側が工夫をするのか

話を元に戻しますが、「何でもやっていいよ」と「イロイロなことをやっていく」。このどちらを今は必要なのか見極めることが大切です。そして1番大切なのはその選択が「先の人生」のためになるかどうかです。ためになるのであれば選択は間違っていないです。

だからこそ、これからは選択肢の中のさらなる選択肢を民間が作っていくべきではないでしょうか。それが不登校支援を謳う側の重要な視点になってくると思います。
子どもたちが生きやすい社会を実現するために。


今日はここまで。ありがとうございました!次回「放課後学習支援と訪問支援」のイロイロです。お楽しみに!

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