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算定実務者必須データ&レポート

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算定は、データ収集及びレポートの通読が全て。一次データから二次データ。レギュラーもあればイレギュラーもある。忘れそうなそんな時、このマガジンがお役に立ちます。お役立ちサイトも紹介…
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2022年9月の記事一覧

SBTi参加企業数アップデート

毎月定例のSBTi参加企業数。ちょっと遅れてしまいました。 前回はこちら。 こちらは、世界全体のコミット数(2年以内に目標を提出すると約束する「Commitment Letter」をSBTiに提出した数)及び認証数ですが、順調ですね。3月〜6月は少し認証スピードが落ちていたようですが、取り戻してきたようです。 Net-Zero及び日本の企業数の推移も併せて示したのがこちら。 日本の短期目標及びNet-Zero目標提出数も着実に増えていますね。 Net-Zeroの認証済は、

お役立ちサイトのご紹介

まずは、「ELEMENTS」という、環境を切り口にしたデータをインフォグラフィックで魅せてくれるサイトから。 毎回、どんなテーマなんだろう、どんなグラフィックなのか、ワクワクさせてくれます。Twitterでフォローしていると、見逃す心配はありません。セミナーや研修会の、いわゆる「つかみ」の部分で重宝します。 つくづく「絵心」の無さを嘆いている自分にとって、有難い存在です。 採り上げているテーマを眺めているだけで、一人ブレストも可能。 ネタ出しする際にも、お世話になってます

食物の排出量に関わるエトセトラ

毎年4月に公開されている「日本国温室効果ガスインベントリ報告書」 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の第4条1及び第12条1に基づいて、附属書I締約国(いわゆる先進国、もちろん、日本も含まれます)は、毎年自国の温室効果ガスインベントリを作成し、4月15日までに条約事務局へ提出することが義務付けられています。 日本も毎年作成し、推計・公表するとともに、排出・吸収量データ及び関連情報を含む温室効果ガスインベントリを条約事務局に提出しています。 つまり、これが、日本の対外的

SDGsに関する企業の意識調査(2022年)

帝国データバンクが、SDGsに関する企業の意識調査を2020年から行っています。今年で3回目ですが、「世界でもSDGsという言葉、概念の浸透が著しく高い」という日本の特殊事情及び、ガラパゴス化しやすい状況も、見て取れるような気がしました。 まず、結果のサマリーを見てみましょう。 大企業が中小企業よりも積極的なのは、「あるある」ですよね。 温暖化対策ひとつとっても、資金力も人的資源も限られる中小企業は、目の前の課題に注力せざるを得ません。だからこそ、私も「GHG削減パート