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気候変動も生物多様性も〜持続可能な世界を目指そう

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双子の条約と言われる、「気候変動枠組条約」と「生物多様性条約」だけど、後者はどうしても分かりにくいですね。でも、持続可能な世界の実現には、避けては通れません。どちらも一緒に学んで…
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#IAASB

進みつつある、統合化の波?!

ISO14064-1 Carbon neutrality がリリースされたことはお伝えしました。 まだ「ISO」なので英語版しかありませんが、販売されています。 購入に当たっては、日本規格協会の「Webdesk」からどうぞ。 そのISOですが、リリース発表直後の12/3に、IFRS財団と、サスティナビリティ関連情報開示について協業する旨を発表しています。 昨年COP27では、14068-1の前身とも言えるIWA42をリリースして注目を集めましたが、その他の環境NGOや

サスティナビリティ情報、監査できるのは誰?

8月16日付の日経掲載されたこの記事、着目された方もいらっしゃるでしょう。 IOSCOの要請を受けて、IESBAがグローバルに使えるサスティナビリティ保証の倫理基準を策定しているというものです。 ここで、IOSCO(International Organization of Securities Commissions)は、国際証券委員会組織のことを指します。これは世界の主要な証券監督当局が集まる国際組織であり、金融市場の透明性、整合性、および投資家の保護を促進することを

情報開示基準の大本営なるか?

23年8月2日、国際監査・保証基準審議会(IAASB)が、国際サステナビリティ保証基準(ISSA)5000「サステナビリティ保証業務に関する一般要求事項」を提案しました。 IAASB(International Auditing and Assurance Standards Board)は、国際的に認知された高品質の監査、保証、その他の関連するサービスに関する基準を設定するための独立した標準設定団体。 IAASBの基準は、世界中の公認会計士が監査とその他の保証サービスを