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気候変動も生物多様性も〜持続可能な世界を目指そう

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双子の条約と言われる、「気候変動枠組条約」と「生物多様性条約」だけど、後者はどうしても分かりにくいですね。でも、持続可能な世界の実現には、避けては通れません。どちらも一緒に学んで…
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#UNFCCC

本日より、COPが始まりますね〜

1年に一度のお祭り(?)COP28が11月30日より、UAEのドバイで始まります。 12月12日の最終日に向け、1日のレストを挟んで、2週間の日程。 非国家アクターのプレゼンスも高まっており、サイドイベントも大盛況。 年々入手困難となるパスをゲットできなくても、行く価値はありそうです。 エジプトのシャルム・アル・シェイクで開催されたCOP27に引き続き、COP28のパスもゲットできなくて残念ですが、リモートでも極力参戦しようとスケジュールを確認していたところ、例年と若干異な

COP27前のクレジット動向を確認(2)

COP27が始まって、メディアでもひととおりの報道が始まりました。 今回は、適応(Adaptation 7条)及び損失と損害(Lost & Damage 8条:通称ロスダメ)が主な論点であり、だからこそ、その議論の進め方に当たって、資金の出し手と受け手の間で意見の食い違いがあり、会議のスタートが遅れるといった、毎度おなじみの光景も見られました。 ですが、私の論点は「カーボン・クレジット」ですので、6条が本丸です。 何を決定すべきかについては、UNFCCCが10月25日に発

COP27前のクレジット動向を確認(1)

昨日から始まった、COP27。 仕事しながら、公式サイトでプレナリーのライブ映像をラジオ感覚で聴いていましたが、特筆すべき点は何も無し。(当たり前ですが) ただ、ベラルーシからの代表団が呼ばれたのに「ダレモイナイ」 「なかなかやるなぁ」 その前にウクライナが「ロシアが、全面的な戦争を仕掛けているため、排出量などの算定が難しくなっている。ウクライナ侵攻が気候変動対策での国際協力を貶めている。」と批判したので、さて、どう反論してくるのか、と期待したのですが。 閑話休題、実

COP27が始まりますね

気候変動に少しでも携わる人であれば、否が応でも注目せざるを得ない、気候変動枠組条約(UNFCCC) 第27回締約国会議(27th Conference of the Parties:COP27)が、11月6日に、エジプトのシャルム・アル・シェイクで開幕します。 第1週目(11/6~11/12)は、実務者(専門家)レベルの公式・非公式の会合が行われ、技術レベルの議論が終了します。それを受けて、第2週目(11/14〜11/18)には大臣レベルが集結、交渉テキストが数回更新された