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気候変動も生物多様性も〜持続可能な世界を目指そう

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双子の条約と言われる、「気候変動枠組条約」と「生物多様性条約」だけど、後者はどうしても分かりにくいですね。でも、持続可能な世界の実現には、避けては通れません。どちらも一緒に学んで…
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2022年5月の記事一覧

森林系クレジットの復権なるか?

日本の森林吸収系のクレジットは、J-クレジットの森林系クレジットが代表例です。(J-VERからの移行したものと、J-クレジットとして最初から登録されたものの両者が混在しています) その他、フォレストック協会が運営するフォレストック認証があります。 J-クレジットと異なり、温対法の調整後排出量報告には利用できません。 完全な民間ベースのボランタリーな森林吸収クレジットです。 (VCSやGSもその意味では同じですが) 2009年、国内におけるクレジット制度が開設された当初は

30by30Alliance

先日、環境省他、全17団体が発起人・コアメンバーとして発足した「30by30Alliance」というアライアンスに参加しました。 GHGの削減をコアコンピタンスとしてビジネスを行っておりますが、ゼロカーボンを目指すには、どうしても削減できない残余排出量を、中和クレジットで相殺する必要があります。 そのクレジットの要件はこれから議論されますが、いずれにせよ、吸収系のクレジットであることには間違いありません。DAC(Direct Air Capture)やCCSもその範疇では