2024年パリオリンピック体操男子団体から学べること(TOEIC考)
2024年のパリオリンピックで、体操男子団体は金メダルを獲得しました。彼らの成功の過程は、TOEICで高得点または満点を取ることと似ていると思いました。
予想外のことが起きたら
まず、競技の始めのあん馬で、橋本大輝選手が落下してしまい、中国に大きくリードされてしまいます。橋本選手は、もし金メダルを取れなかったら、このミスが原因だと感じていたようです。これは、たとえば、TOEICのリスニングpart3で、3つの設問からなるパッセージをごっそり聞き取れなかったことに似ています。大きなミスをしてしまうと、取り返しがつかないと感じてしまうものです。あるいは、リスングでpart3が終わるまでにすでに4個以上の問題を勘で解いている状況にも似た心境と言えるかもしれません。
一方、中国の選手たちは、あと2つの種目が残った時に、自分たちの金メダルを確信していたようです。
では、日本人選手がどのようにして気持ちや考えを変えて逆転できたかに注目してみましょう。
ふさわしいメンタリティーとは
日本勢は、自分たちでできることに集中し、次につなげることを意識していました。各選手は最初はつまずきましたが、「まだいける」「まだいける」と思っていたのです。TOEICでは、リスニングで先ほど言ったような大きなミスをすると、リーディングのモチベーションが大きく下がってしまうことがあります。しかし、各パートの問題を一つずつ解くことに集中し、次に繋げる気持ちで取り組むなら、結果がついてきます。
最後の鉄棒では、中国の2人の選手が落下するハプニングがあり、日本チームが逆転することができました。TOEIC試験でも、似たような「ハプニング」が起こります。問題作成者が意外にも簡単な問題を作るという「ハプニング」です。しかし、そこは注意して絶対に正解できるようにします。
TOEICは団体戦それとも個人戦?
岡慎之助選手は次のように言っています。
「最後まで諦めない」と言うのは簡単ですが、これを最後まで意識できるかどうかです。試験ではミスはつきものですが、今解いている問題に全力を集中し、次の解答につなげるげることが重要です。
確かにTOEICは団体競技ではありませんが、それぞれのパートは別の自分が個別に受け持ち、次のパートへバトンタッチするイメージで進めると考えてみてください。そういう意味では、TOEICは個人戦ではありますが、いわばは「団体戦」とも言えるのではないでしょうか。
中国の選手たちから学べること
彼らは最後の種目までほぼ問題なく進んでいましたが、最後の方で金メダルを意識しすぎてしまい、予想外のミスをしてしまいました。これはTOEICでも起こり得ます。特にリスニングがとても良くできたと思っていても、満点に意識が向かうとリーディングセクションで焦って普段はしないミスをしてしまいます。オリンピックでは一瞬の油断も許されません。TOEICでも、力みすぎず緩みすぎずという絶妙なバランスが重要です。
以上、彼らが金メダルを獲得するまでの心境をみてきました。TOEICで高得点または満点を取る人にも示唆を与えるものではないでしょうか。
失敗したと思っても、実はそれは失敗ではないということですね。最後まで諦めないよう気を引き締める機会としたいです。
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