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小麦粉について語ってみた①

 ちっちゃい頃、小麦粉と言えば薄力粉の事だった。
だから今さら強力粉とか、準強力粉とか言われても
「なんぞや?」と思ってしまう。
いや、今は思わないけど、パンを作り始めたころは
粉の特性について良くわかっていなかった。

 製パンには主に強力粉を使う。
強力粉と薄力粉って何が違うの?
この疑問。

ざっくり言ってしまえば、特質の違い。

強力粉は粒子が大きくてサラサラ
薄力粉はきめが細かい
と言うから、
挽方の問題なの?
と思ってしまいがちだけどそうではない。

薄力粉は軟質
強力粉は硬質
それぞれの特質の違うを小麦粉にしたものだった。

ちなみに国産小麦でいえば、
北海道の一部で栽培されているのが
かろうじて強力粉、準強力の分類に入るらしい。
そもそも温暖な気候の日本では
収穫期が丁度雨季にあたり
栽培が難しく、カビに汚染されやすい。

さすが、人類の進化と共に
世界中に君臨してきた小麦様
進化の最勝者は小麦だという歴史学者のいるしな。
栽培地によっていろいろな特性をもった小麦が生息してきたらしい。
奥深い。

その特性に合わせて料理を使い分けてきた人類も
賢いなぁ。
まあ、賢いのか、小麦の奴隷なのか諸説あるけど。
とりあえず、私たちのご先祖様に感謝。
壮大なスペクタクルになってくる私の頭のなか(笑)

パンとは違う方向に着地してしまった。



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