時間は未来から過去に流れている
こんにちは、コニファーです。
前回に引き続き、
吉本ばななさんの『「違うこと」をしないこと』
からです。
本の中に、時間の流れについて書かれている一節があります。
一般的には、時間は過去から未来に流れている
と思われているけど、
そうではなくて、時間は未来から過去に流れているというお話。
例えば子どもは、観たいTV番組があると
「明日の夜七時にあの番組がある」というところから遡って、
「だったら六時にはこれをして、七時までには家に帰らなきゃ」と考える。
つまり、未来のその時が、今の自分をつくっている というわけです。
未来のある地点が、段々と自分に近づいてくる感じといえばよいでしょうか。
これを川の流れに例えています。
下流に向かってボールを投げても、ただ流れて、遠ざかっていくだけ。
でも上流に向かってボールを投げれば、ボールが目の前に来た時にキャッチすることができる。「時間は未来から過去に向かって流れている」っていうのは、つまり、そういうことだ。
というわけです。
今まで何度か、時間は未来から流れているという話を見聞きしたことはありましたが、
どれも自分にはピンと来ませんでした。
それが、この吉本ばななさんの本を読んで、
初めて自分の中にすっと入ってきて、
今は、時間は未来から流れているということの方が、当たり前に思えるようになりました。
やっぱり、未来の姿を描くと言うか、
「こうなる」 と設定することが
大事なんだなと感じています。
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