見出し画像

幹部緊急ミーティングにも、レゴ®︎シリアスプレイ®︎

とある企業で、幹部メンバーでのミーティング(厳しい現状をどう乗り切るかの対策会議)のファシリテーションを依頼され、LSP(レゴ®︎シリアスプレイ®︎)で実施してまいりました。

依頼主は、社長さま。

表の目的は、現状を乗り切るための課題の洗い出しと共有、対策案の検討と可能であればアクションプランの策定まで。
裏の目的は、幹部メンバーひとりひとりが、現在の危機感を自分ごととして、自ら考え行動するようになってほしい。
さらに、私の中での裏の裏ミッションは、社長のSOSを幹部メンバーに届ける!でした。

この会社様は、良くも悪くも皆、社長の経営判断を尊敬・信頼しており、良好な関係ではあるものの、一方で、社長以外の幹部メンバーが指示待ち的スタンスになりがちでした。また弱音を吐けない性格ゆえ、社長の孤独感にはおそらく誰も気づいていないであろう状況がありました。

ポジティブに捉えれば、うちの社長は大丈夫!と言う絶大な信頼があるわけですが、ネガティブに捉えれば、幹部メンバーには、自分が頑張らねば!という危機感が弱め、とも言える状況です。このままでは社長の孤軍奮闘が続いてしまい、いつか限界を迎える可能性があるので、なんとか打開したいと言うミッションを抱えての取り組みとなりました。

事前情報では、コンサルタント嫌い、話すのが苦手、などなど、参加メンバーにはいくつかの気がかり情報もありましたが、LEGOブロックを前にすると、作らないわけにはいかない(笑)という魔力によって、あっという間の4時間、誰もが誠実に真剣に、取り組んでくださいました。

最後には、幹部の方々から「こんな風に、会社の目標やビジョンを、改めてしっかり共有したり、率直に意見を言い合うような話し合いの場を、定期的にもたないとダメだな」という発言も出て、最初は硬かった表情も和かになり、清々しい、前向きな顔つきになって、ワークショップを終えることができました。

社長の苦悩も作品にそれなりに現れていて、頑張っている社長を自分たちが支えるんだ!という気運も、高まったように見えました。

LSPの威力や価値を改めて感じるワークショップの機会となりましたが、とはいえまだまだスタートライン。ここからもぜひ引き続き、サポートをしていければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?