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LINEでテイクアウト注文を取る〜お客様との接触ポイントを増やす〜

岐阜県大垣市を中心に4店舗を展開する中華料理サンコック様 ボリュームもあって美味しくて、安い!と3拍子揃った地元で人気店です。

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最初のご相談

昼食時には行列が出来る日もありますが、店内での席数は限られています。そんなときに、テイクアウトを強化してより沢山の方に召し上がっていただきたい!というご相談がありました。

まずは、いろいろとお話をお聞きして、ホームページを拝見します。
ホームページの中でスマートフォンのボタンの配置の一部を修正しました。

さらに、電話でしかオーダー出来なかったところを、老若男女共に電話に代わるライフラインツールにもなっている、LINEでオーダー出来るように提案しました。

LINEでテイクアウト注文のメリット

LINEで注文が出来ると、お店の営業時間に関係なく24時間オーダーを受け付けることが出来ます。お客様は、明日のランチはサンコックの汁なし坦々麺にしよう!と思いついたら、LINEをするだけです。電話では、お店の営業時間中にしかオーダーの受付ができませんが、LINEだと、深夜も早朝でも関係ありません。仕事中や学校での授業の合間にも、電話が出来ない時にもLINEならこっそり注文することが出来ますね。

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問題点を回避する

他店舗展開されているサンコックさんは、4店舗のお店があるためにお客様が間違って他の店舗にオーダーするということが電話注文の時にも時々起こっていました。

このような場合、お客様が来店されたお店は、急いで料理を作ります。もう一方の店舗はお客様がオーダーしたはずの料理が余ってしまいます(この場合、サンコックさんでは従業員さんのまかないになり廃棄することはありません)。お客様の勘違いからのことですので、お店側には問題はありませんが。お客様を大切にするサンコックさんでは、最大限の対応をされます。しかし、お店側のオペレーションは乱れます。これがランチタイムなどになると店頭注文と一緒になり、大混乱になってきます。

サンコック

LINE公式では、お店側がオーダー受けた際に混乱することなく、お客様も迷いがなく注文できるようにお店ごとにアカウントを分けました。
サンコックさんは4店舗ありますが、お客様の多くは職場の近くや自宅の近くなど同じお店に行く傾向があります。一つのアカウントで運用した場合どこの店舗で受けた注文かを毎回お客様に確認する必要があり、店舗間で連絡を取り合うことで、オーダーから調理までのタイムラグが出来ることも考えられました。

LINEでテイクアウトが出来るようになってお客様が便利になっても、お店側で負担になることだけは避けたい、オーダーミスにならない仕組み作りをご提案させていただきました。

お客様が迷ったり、トラブルがないようにAIボットを使い注意書きは大きくわかりやすく。注文店舗の間違いがないよう、しつこく店舗名を強調
サンコックさんのブランドイメージに合わせたデザインを統一しました。

LINEサンコック

また、注文の際にも必ず、「〇〇店で承りました!」とさらに念押し!
お店のスタッフの皆さんのご協力もあり、今のところ大きなトラブルはないようです。

LINE公式のアカウントの料金

LINE公式のアカウント料金は以下の通りです。無料メッセージ通数1000通まで無料のフリープランを使って様子を見ることにしました。

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今回のご提案では、LINEのトークで注文を受付ることから、テイクアウト注文のためのお客さまとのやり取りはメッセージ通数には含まれません。

今回サンコックさんでは、店舗ごとにアカウントをわけましたが、メッセージを送る際に〇〇店のだけの情報や地域のネタに絞る事が出来るという効果もあり、よりピンポイントな内容で地元のお客様に刺さるメッセージを届けることが可能です。
まずは、月に1回程度メッセージを配信することを想定し、おともだちが1000人になるまで、まずはフリープランで始めました。

LINEスタンプでお客さまとの接触ポイントを増やす

サンコックさんでは、お店のスタッフさんの頑張りもあり、各店順調に注文数が増えています。さらにお客様との接触ポイントを増やす目的でLINEスタンプを作りました。

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スタンプストアから「サンコック」でお買い求めいただけます。

ゆるっとしたお店のイメージキャラクターのトラジロウが描かれています。日常使いしやすいイラストでスタンプを使うことで、頻繁に使ってもらい、サンコック行きたい、食べたいと思ってもらうことが出来るのではないでしょうか。

さらに、お持ち帰りの袋は、お店のロゴが大きくドーンと描かれた紙袋に入っています。お買い物袋有料化時代にお店負担の太っ腹です!

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そして、この紙袋とっても丈夫なのです。サンコックさんのお料理はボリュームがあって、家族分ともなるとかなりの重さにも耐えられるよう中敷も入れます。そこがたわむ事なく安全にお持ち帰りいただけます。
丈夫なので、普段使いとしても繰り返し使えそうです。

繰り返し使ってもらうことで、「あっ!あのロゴ!!」というように広告効果もあります。このようにお客様がロゴや看板を頻繁に見る仕掛けを作りました。お腹すいた→中華食べたい→サンコック と毎回連想するのは難しいかもしれませんが、10回に1回思い出してもらうだけでも、地域の飲食店にとっては効果があるのではないでしょうか。

さらに、お店の名前の「中華料理サンコック」とロゴは、商標登録もしました。

今後の展開が期待されます。

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