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AI記事生成メイキング〜企業アルムナイの設立目的・3パターン

この記事では、以下の記事をChatGPTでどのように生成したか、実際の手順を書いてみます。

骨子と情報の要素をまとめる

ChatGPTに入れるための骨子を、所用で品川に往復する小一時間ほどの道すがらに「ながら」書きしました。

タイトル:「企業アルムナイ設立目的の類型」
背景:
多くの企業アルムナイの運営者と接したり、調べたりしてきた中で、いくつかの目的のパターンが見えてきた。
内容:
目的ごとに、概要、理由、例、成果イメージなどを記載。
読み手:
・これから企業公式のアルムナイを立ち上げる企業の担当者
・これから卒業生による自主的なアルムナイを立ち上げる人
目的:
この内容を参考にして立ち上げを進め、成功確率を上げてほしい。

設立目的のパターン-1
「会社にとっての取引先や協業先になる」
・説明:卒業した人が、取引先の意思決定者に転職するパターン。こちらの受益者は企業。
・理由:会社にとって、明確で直接的なベネフィットがある
・例:コンサルティングファームの卒業生は大手事業会社のマネジメントに転職し、コンサルティングの仕事を外に出す立場になる
・例:人材紹介の出身者は、様々な業界の人事・採用担当となり、人材紹介会社に仕事をだす
・追加例:特にコンサルティングファームは企業が直接運営していることがおおい。ある大手戦略コンサルティングファームは、各国にアルムナイ担当パートナー(役員)がいる。毎年、全世界の拠点で同じ日にリユニオン(同窓会パーティー)がある。アルムナイなら、どの国のパーティーでも参加資格がある。日本オフィスの卒業生がたまたまリオデジャネイロにいても、参加できる。
・追加例:また、2000年頃、日本に進出した外資系パッケージベンダーのカントリーマネージャーは悉く日本IBMの営業出身で、一緒に案件発掘、事例創出、市場開拓をして、お互いの事業を伸ばす相互補完関係にあった
・成功の指標:成約の件数や金額

設立目的のパターン-2
出戻り採用や、卒業生によるリファレンス採用(直接的な採用効果)
・説明:一度卒業した人が、また戻ってくる流れをつくる。
・説明:あるいは、自社の事業やカルチャーをよく知った人がいい人材を紹介してくれる(レファレンス採用)
・理由:エンジニア、デジタルマーケティングなど:スキルの汎用性が高く人材流動性が高い、採用や育成コストが高い、人により力量の差が大きい(見極めが必要)、などのパターン
・例:他に、サービスの現場など、文化や価値観の理解やロイヤルティが大事なところもある模様・成功の指標:採用の件数や質

設立目的のパターン-3
卒業生同士の相互利益
・説明:人材輩出系(多様な分野で、活躍している人が多い会社)や、横の取引や協業が多い会社(広告などのクリエイティブやシステム開発)。こちらの受益者は、卒業生。
・理由:この会社にいたならというレベルの担保、レファレンスを取れるなどの信用補完
・例:ソニーやYahooなどもこの類型・補足:卒業生による運営が主体のパターン多い印象
・追加例:Googleなどはグローバルで1つのアルムナイ。アルムナイだけに投資するファンドまであるという。
・追加例:日本でもDeNAがGoogleに近い。起業したり多様な分野で活躍している人が多く、そういう人たちをバックアップ(PR支援、投資、取引や事業提携)
・追加例:米国のP&Gでは、大手企業のCクラスのアルムナイ限定の交流会があると聞いた。グローバル大手の経営者やマーケティング責任者、事業責任者になっている人が多いから。参加費は10万円以上するという。それでも見合うということ。ただし、日本ではそこまでいっていない。
・成功の指標:協議の件数や金額や質。出資なども。

その他、副次的な目的
「採用ブランディング」(間接的な採用効果)
・説明:辞めても応援してくれる姿勢を示す。卒業して活躍する人が多いことを示すことにもなる。こちらの対象は新卒採用や経験者採用(卒業生ではない)
・これがメインの目的というより、副次的なもの
「業界を横断した非公式なネットワークをつくることで、新しい情報や機会を得る」(間接的な事業創出などの効果)

補足:私が見てきたのはだいたいこれのどれかに分類される。どれか一つの目的でアルムナイが作られる訳ではない。実際は複数の目的があり、その優先度や割合がある。
結び:アルムナイに限らず、コミュニティを立ち上げる際は、以下を具体的に描くことが必須。
・自分たちの目的は何か
・それが成功したといえるには、どんな状況になればいいのか

文章を生成する

ここまで骨子を書いておくと、文章はすぐにできます。ただし、一気に出そうとすると、アウトプット文字数の関係で、薄っぺらく要約された文章になってしまいます。よって、以下のように分割して出力します。

以下の「設立目的のパターン-1」を2000字以内で記述してください。
※この下に、上記の骨子をコピペ

すると、以下のような文章が生成されます。

タイトル:「企業アルムナイ設立目的の類型 - 設立目的のパターン-1」

企業アルムナイの運営は、多くの利点を持つ一方で、立ち上げと運用にはリソースが必要です。しかし、その目的が明確であれば、企業にとって大きな価値を生み出す可能性があります。設立目的のパターン-1として、「会社にとっての取引先や協業先になる」という視点を深掘りします。

(以下略)


パートごとに分割して、順次生成する

続けて以降のパートも生成していきます。
以下のようなプロンプトで十分なところが大したものです。

「設立目的のパターン-2」も同様の条件で生成。

設立目的のパターン-3も同様に。

残りの部分をライティング

導入部分を1000字以内で文章化して

出力されたものを見ると、一部、文章ではなく箇条書きになっていたところがありました。

そういう時は、修正指示を出します。

以下は文章にしてリライト

アルムナイの設立・運営を成功させるためには、以下のことを具体的に描くことが必要です。
1. 自分たちの目的は何か。
2. 成功とはどのような状況を指すのか。

これらを明確にすることで、アルムナイの運営に必要な戦略や取り組みをより具体的に定めることができます。そして、それにより企業アルムナイの設立と運営の成功確率を高めることが可能になるでしょう。

するとたちどころに、文章にしてくれます。

アルムナイを設立し運営するにあたり、成功を確実にするためには、具体的な目的を明確にすることが不可欠です。まずは、自分たちが追求している具体的な目的は何かを特定することから始めましょう。次に、その目的が達成されたとき、どのような状況が生まれているのかを描き出すことが重要です。

これらの要素をはっきりと定義することで、アルムナイの運営に必要な戦略やアクションプランを具体化しやすくなります。それによって、企業アルムナイの設立と運営における成功確率を引き上げることができるでしょう。これらのポイントは、コミュニティを立ち上げる際の核心となり、その方向性を明確に示すものです。

最後は人手で微修正

そうして生成した各パートをコピペで統合し、若干の表現に手を加えたら、それでよしとします。構造まで変えると時間がかかるので、工数対効果の観点で割り切り、基本的にはそのままの構成で、言い回しだけの修正に留めるようにしています。

こんなふうにすれば、30分もかからずに記事が出来上がると思います。
骨子は小一時間でしたが、スキマ時間で書いたので、大きな機会損失がある訳ではありません。

ちなみにこのメイキング記事も、過去の材料のコピペでできるので、30分もかからずにできたりします。
デスクワーク合計1時間とスキマ時間で、記事が2本書ける算段です。


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高橋龍征@アルムナイ実践家
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