🇩🇪クローゼ氏、ラツィオ戦を前に語る「勝負のポイント、要注意な選手、相手の弱点とは」

—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)

チャンピオンズリーグのベスト16、ローマでの一戦を前に、ミロスラフ・クローゼ氏は、自身がかつて所属したラツィオとの対戦に向けて
バイエルンが注意すべき点を明らかにした。また、ロベルト・レヴァンドウスキとチーロ・インモービレの特徴についても語ってくれた。

クローゼさん、なぜ現在、FCバイエルンの状況はこれほど不安定なのですか？

怪我やコロナによる、メンバーの問題がある。レオン・ゴレツカとハビ・マルティネスはコロナ感染の後、まだ本調子ではない。フランクフルトでの試合は、前半は良くなかったね。私たちの選手たちは毎試合自分を追い込み、常に全力を発揮しようと努めているが、時にそう簡単にはいかない場合もある。そして、フランクフルトのような相手は本当に良いプレーをする。

ラツィオ・ローマとのチャンピオンズリーグの一戦を見据え、何を変える必要があるのでしょうか？

まず誰かが走り出したら、2人目と3人目とスプリントを始めなければならない。そうすることで相手ディフェンスのプレッシャーが軽減できるからだ。フランクフルト戦の後半のように、ラツィオに対してもプレスをかけることで、相手がコンビネーションで裏に抜け出すのを防がなければならない。私たちのプレスは重要だ。イタリアのチームは激しいプレスにあまり慣れていないからね。

あなたは、2011年から2016年までラツィオでプレーしていましたね。まだコンタクトを取っている人はいますか？

ラドゥや、ルリッチ、ミリンコビッチ＝サビッチとは、今でもコミュニケーションを取っており、最近では1月中旬にラツィオがASローマとのダービーマッチで3-0の勝利を収めた後、Facetimeで話したよ。近いうちに、また話はするだろうね。

今回、ベスト16の対戦相手を知った時のあなたの反応は？

あの時、我々は控えメンバーらと一緒にトレーニングをしており、何人かはピッチに残っていた。そこで、トーマス・ミュラーが言ったんだ。「ミレク、相手はラツィオだ。」それは、私の望む相手だった。この街にまた戻ってきたいと思っていたからね。この訪問を楽しみにしているよ。

このベスト16を突破するのは、明らかにFCバイエルンが優勢だと思いますか？

優勢なのはそうだが、今のメンバーの状況を見る限り、明らかというほどではない。また普段通りのパフォーマンスを発揮できなければ、勝ち抜けるとは思えない。そして、相手のカウンターへの切り替えにも注意が必要だ。それがラツィオの強みでもあるからね。

ラツィオの中でも特に危険な選手は？

ゴールスコアラーのインモービレはもちろん、10番のルイス・アルベルトや、中盤センターのミリンコビッチ＝サビッチだね。そして、ウインガーのラッツァーリとマルシッチはスピードのある選手だ。またラツィオは、ゴールキーパーのレイナや、ラドゥ、ルリッチといった、非常に経験豊富な選手を擁している。

ラツィオの弱点はどこでしょうか？

間違いなく後方だ。そこが弱点だと言えるね。積極的に前へ出て、早めにボールを奪うようにしなければならない。それができなければ、すぐに陣形を整える必要がある。良いバランスを保つことが大切だね。

ラツィオが、セリエAの首位から大きく離されている理由は？

彼らより上に優れたチームがいくつかある。そして、このラツィオは、チームの二重の負荷に慣れていない。充実したメンバーが揃っているものの、3人から4人を除き、プレーしているのはほぼ同じ選手たちだ。だからこそ、選手の負荷を軽減するのが難しくなっている。

レヴァンドフスキは世界最優秀選手であり、現在の得点ランキングトップですが、インモービレは2020年に欧州で最多得点数を挙げゴールデンブーツ賞を獲得しています。どちらの方が優れたストライカーであると言えますか？

レヴァンドフスキのことは、毎日のようにトレーニングで見ており、より総合的に判断できる。彼の方が優れていると思うね。完璧な選手であり、あらゆるセンターフォワードの尺度になる。インモービレは、決定機となるシーンを自ら作り出すことでゴールを挙げている。ボールに対して激しく行き、ボールを持った時は攻撃の起点となる動きをする。また、インモービレは数少ないチャンスもものにする。それこそが、彼のクオリティの高さを物語っている。彼はあらゆる面で秀でており、両足で決めれるほか、ヘディングも強力だ。

ローマで行われるこの試合は、FCバイエルンにとって、どのようか結果になるのでしょうか？

是が非でも、ゴールを奪わないといけない。

2020/21シーズン、チャンピオンズリーグのディフェンディングチャンピオンのFCバイエルンは、どこまで行けると思いますか？

今の台所事情を考えると、しっかりとまずは一戦ずつ考えていかなければならない。どこまで進めるかは、どれだけ選手たちが健康と好調を維持できるかにかかっているからね。そして、組み合わせ抽選の運次第でもある。とはいえ、このラツィオとのベスト16も、十分に難しい戦いであると言えるだろう。

▼元記事
https://www.kicker.de/klose-im-interview-gegendruck-sind-die-italiener-nicht-gewohnt-797981/artikel

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