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理事のことをディレクターと呼びましょう

 マンションの管理組合の役員は輪番制であったり、立候補制であったり、様々な方法で選ばれるかと思います。いやいや理事になられた方もいらっしゃるのでは?

 ところで、『理事』とはどういう意味でしょうか。理科の理に事????社長は会社の長であり、取締役は会社を取り締まる役目の人、監事は監察医とか監督などから、なんとなく監の字は見張る人のようなイメージがつくかと思います。では「理事」とは?

 辞書を引くと、理事とは「事務を処理する人」と書かれているのもあります。事務を処理する…分かったようでわからないです。「団体において、それを代表し事務を管掌する者。」と書かれているのもあります。こちらの方がなんとなく意味が理解できますね。

 理事を英訳すると「director」になります。「director」を日本語に訳すと、一番最初に出るのは「取締役」となります。英語圏の人から見ると理事も取締役もどちらもdirectorということになり、株式会社と管理組合等、団体の目的は違いますがどちらもdirectorが執行の方針を決めることになります。

 理事という、普段使い慣れない言葉より、理事のことを「ディレクター」理事長はチーフディレクター、あるいは執行を中心に考えて、理事をOfficer(執行役員)と、理事長をCEOと呼んでみてはいかがでしょうか。呼び名を変えると責任の所在もはっきりしてくるかもしれませんね。

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