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日本捨てたと言われましても

高校からずっと仲良しだった男友達で、毎年誕生日にメッセージをくれる人がいる。

そんな友人から先日こんな風に言われた、という話を今日は書いていく。

友人は私の母校の写真を送ってくれた。
改装されていて、とても驚いた。
それを見て"懐かしいな、ありがとう"
そう伝えた。

その返答で友人は言った。
"おまえにも、まだそういう気持ちあるんだね、日本捨てたのかと思った"

その一言でカチンときた。

捨てる、捨てない。

そんなことを考えたことすらない。

そんな余裕は到底ない。

外国人として、母国以外に住むことに安定という文字はないと思う。

国によって等、色々違いがあるだろうから全てのことは知らないが。

まず、滞在するためにビザが必要。
国に住むために許可をもらうわけだ。
そして更新や審査したりと、手続きが色々ある。

母国で生きてるぶんには、国を追放されたりこの先も滞在できるかの心配もないだろう。
私達は、普通に生きいてるようで国に守ってもらっているわけだ。

その国を出て違う国へ一歩入った瞬間アウェイだ。
実際、就労ビザもらって働ける、って話で働いてかVISA出ないというパターンも少なくはないと聞いたことがある。

結論、簡単にどこかの国を選べる立場にはない、ということだ。

旅行とは全然違って、長期で住む為にはいろんな問題とむきあっていく必要がある。

山程ありすぎて、もはや周りに説明するのもやめたくらいだ。

日本を捨てるなんて、考えにもないくらい目の前のことに夢中なわけだ。

海外に移住するの?とか気軽に聞く人もいる。
それも面白い質問だと思う。

どうでもいいことだからだ。

少なくとも聞いてきたその人にとって非常にどうでもいいと思う。

知識がなく、理解もない口先だけの人にありがちな質問シリーズだ。
最近はそう冷静にみている。

大して興味もなく、知識もないし聞いたところで納得もできない。
そういう人に限って的外れで、浅はかな質問を気軽に投げてくる。

この会話して意味ある?という感じ。

今回は、その友人におそらくきつい言い方でぶちかましてそのあと無視した。

忘れた頃にいつか関わるかもしれないし関わらないかもしれない。今はどうでもいい。

自分自身、海外生活をはじめてから
暮らすことに、生きることに真剣だ。

当たり前じゃないことばかりで、アウェイでいる意識がしっかりあるからこそ自分自身を守りながら成長する必要がある。

その中でもちろん安らぐ出会いや、戦友に会える幸せもある。

多くの人と物理的に距離をとれたことで、冷静に無駄なことや本当に大切なものに気づいたり発見できるようになれた。

先日、noteで面白いネガティブアンチ風コメントを頂くという貴重な経験もあった。その際も冷静に受け止めることができた。

人に対して横から無意味なネガティブを飛ばす人間は、自分の人生に満足いっていない人間。

私の中では、そう結論が出ている。

人の言動、人生に口挟む余裕あったら
一生懸命自分の人生に目を向けろ。

心から、そう思った出来事だった。

そういうくだらない人間とは、関わらないようにしている。

古い友人の彼は、喧嘩などして定期的に戻るのでいづれまたよきタイミングで遭遇するだろう。

ただ、今回は親しき仲にも礼儀あり
じゃないけど

今、相手の状況がわからないのに、決めつけた発言をするべきじゃない。

距離ありながらも2年以上、良好な関係をとれている日本の友人がいる。

そういう大切にし合える関係に、何より時間をエネルギーをさきたい。

時間もエネルギーも有限だ。
このことに改めて気づかせてもらった、
最近の出来事に感謝している。

ありがとうございます。




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