梅干しがおいしい朝に

小鉢に惣菜を盛り付けた時
一瞬だけ若返った
行きたがっていた見慣れない景色
空との隙間
諦めると言うと同時にやつれ始めた

梅干しがおいしい朝に
折り鶴を折る色紙いろがみの色を選ぶ
窓先で光る枝先を掴んで
いがらっぽくさえずる鳥の声をきく



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