扨(さて)

さてままもあさって
水汲み上げると
並び順番最初の椋鳥は尾羽抜き
私は死にましたと言った
炎立ち上り象徴燃え尽きると
本当は死んでませんと言った
頭が割れて鳥の芯が見える
たくさんの芯
真の様な者たち
深い息使い
一羽だけではなかったその鳥
取り鳥
空に自分を投げる
落ちてこない鳥だから鳥らしく
枯葉の様に浮かぶ青い空に

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