憎しみの心、軽蔑

私の孤独は洗濯物の端っこで
丸まりながら絡み付き
雨音に耳を澄ましている
まだ人間の誰にも気付かれてはいない
余剰次元がほどかれて
陽射しの中で現れる心
酷い質問に浸かりながら
もうすぐ生まれる憎しみの心
軽蔑
一緒に投入された塩化ビニールの皺が
地球最後の雲のようだ

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