めっちゃブランコこぐ少女

我が家の近所の公園に
めっちゃブランコこぐ少女がいる
振られた鎖が水平レベルを超え、
弛み、
内向きに崩落しかかると
体をくの字に折り曲げながら
重さをその先の前方にあずける
そうしてやがておりてくる
そうしてまたのぼっていく
彼女はいつもひとりだ
となりのブランコは友達ではない
ほれぼれしながら眺めていたら
睨まれたような気がした

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