この時に(詩/朗読用)

瓦礫の街角を曲がる
風が吹いて赤みに染まる
坂道をのぼり
浮かびはじめた星々を結んだ

硝子の破片に映るばらばらな夜空を
抱きしめて歩こう
いつか光のかけらがつながって
謎がほどける朝を待つ

理由もなく契約もなく
僕らは生きて助け合う
きみが笑っていた街で
きみが夢見たこの時に



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