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子どもが欲しくてもスタート地点にさえ立てない私はただ静かに待つことしかできないのか

昨年のことだったと思う。たまたま見た綾野剛主演のドラマ「コウノドリ」を見て胸に鈍い痛みを感じた。
綾野剛さんが演じる産科医・鴻鳥サクラが勤務する病院に2組の夫婦が訪れ「出生前診断」を受けて出産するかどうか悩むというストーリーだった。

私は33歳。そして独身。

父親は孫の顔どころか、娘が嫁にいく姿も見られずにこの世をさっている。
悪いことをしたわけでもないのに、どこか罪悪感にも似たどんよりしたモヤモヤが消えては生まれる。

似たような悩みは女性誌でも週刊誌でもブログでも、どこででも目にするが、私も同じように"出産"というキーワードに引っかかるようになった。

自分で結婚は向いていないと思っている

それなりに男性と仲良くなってお付き合いをしたこともある。結婚したいと思ったこともあるし、新婚生活なんて夢見たことも1度はある。でも、自分に結婚が向いているとは思えない。

ご飯を用意して待つということもしてみたいし、お弁当を作ってみるということもしてみたい。一緒にテレビをみておしゃべりしたいし、休日一緒にごろごろ過ごすということもしてみたい。

書きながら今ふと気がついた。

思えないのではなくて自信がない

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