見出し画像

いないなら、やるしかないのだ、運転も家事も!

「お母さん、運転大丈夫でしたかー?」

昨日、今日と風が強くて雪が時折ちらつく福岡・糸島。朝、息子を保育園に送って行ったら、先生たちに心配された笑 私の運転苦手は周知の事実なのである。今日だって夫がいたら、間違いなく夫に送迎をお願いしたい天気だったけど、あいにく夫は出張中で、今日の昼の飛行機で帰ってきたので、仕方なく、送りに行った。ゆっくり運転したらどうにかなるのだ。

そう言えば、2年ちょっと前の糸島に来たばかりの頃、当時、ほぼペーパードライバーだった私が初めて10分以上、車で遠出した日は、雨風で電車が止まって娘を駅まで迎えに行った日であった。その日も夫がいなかったから、仕方なく、迎えに行ったのだ。夫がいないなら、私がやるしかない。そうやって、夫不在時に仕方なくの運転を繰り返すうちに私の運転範囲は拡がっていった。「夫の不在」が私の心の中にあった運転へのハードルを、半ば強制的に!、少しずつ、下げていった。

最近、「どうして夫や子どもが家事をするのか?」的なご質問を頂いたのだけど、たぶん、夫も(子どもも)「妻(母)がやらないなら、自分がやるしかない」と、思っている気がする笑 もうさ、いないなら、やるしかないんだよ。家事も運転も!苦手分野であっても、ちょっとずつ、やっていったら、少しはできるようになっていくんだよ。(たぶんね。)

ただ、「苦手なのにやる!」って決めるには、自分の意志とか覚悟みたいなものが、必要になったりするとは思う。そしてそれは、自分の大切にしている部分と結びついている気がする。私の場合は、「フットワークの軽さ」と「人とのつながりやすさ」、みたいなものが自分の中ではすごく大切だった。糸島に住んでいる以上、運転ができれば行動範囲が広がるし、家族だけでなく、糸島を訪ねてきてくれた人を案内したりもできるようになるし、自分の大切な部分の範囲がぐぐっと、広がっていくから、苦手だけど、糸島限定ドライバーくらいは、できるようになりたかった。

夫の場合は、「家族みんながニコニコしている家庭がいい」とか、そういうものが大切で、夫が家事すると私がニコニコするとか、言えたら可愛いんだけど、正確には夫が家事しないと私が荒れるから笑、自分がニコニコできない!!困る!!とか、「ロックな人生を送りたい、ギタリストだし!」とかいうよくわからん想いがあったりなかったりして、当時は今よりさらに家事する男性が少なかったから、その市場開拓や常識を超えてく感じがロックで楽しいとか、まぁ、なんかそんな感じで、大切なポイントがあったのだろう、たぶん!!

娘は一人暮らしする気満々なので、「一人暮らしするときに家事できなかったら困るでしょ?」と言っていた。あと、「ママがみんなの分まで片付けとかしてたらママ倒れちゃうじゃん!!」と言いながら、自分のものは自分で片付けたり、片付けなかったり、しながら日々を過ごしている。私のキャパの狭さがバレている笑

そういえば、私自身は、結婚前に母が他界して、だから結婚生活の一番大切にしたポイントは「私がいなくなっても回る家庭を作ること」だった。結婚するのに死ぬ前提なのは、ツッコミどころが多いかも知れないけど、私が一生面倒見てあげられるかは誰にもわからないので、私が面倒を見なくても生きていけるように!という気持ちが、夫に対しても子どもに対してもある気がする。夫と子どもに面倒見てもらえなくなったら、私が生きていけるかは甚だ謎なのだけどね笑 

そして、「自分が楽になりたい」と「相手に生きていく力を身につけて欲しい」という気持ちが両方あったから、夫も子どもたちを家事に巻き込めている気がする。「自分が楽になりたい」気持ちも、もちろん!たくさん!!たくさん!!めちゃくちゃ!!あったんだけどさ、自分の利益だけを相手に求めて、相手を思い通り動かそうとすると、なんだかうまくいかないのだよね。(自分の利益を散々相手に求めまくった経験談だぜ!!)

でもさ、私の中には「相手に生きていく力を身につけて欲しい」という相手の未来を考えている気持ちもちゃんとあったの。(たぶんね!わずかだったかも知れないけどね!!でも、そのわずかな気持ちを膨らませるのが技の見せ所なんだぜ!!)だから、夫や子どもたちが大切にしたいポイントを一緒に考えて、それを実現するための手段として家事を捉えられるように、たくさん小細工もとい…いろんな工夫して、うまく行ったり、いかなかったりを繰り返すうちに、だんだん夫も子どもたちも家事が少しずつできるようになったり、でもやっぱり私がいると甘えてやらなかったり、しているのだった。少なくとも、私がいない時は、やればできる!!になっている。

いないなら、やるしかないのだ。家事も運転も!!

(細かい工夫については、また気が向いたら書くかも、書かないかも。)

3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎