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30代最後の夜に想うこと

さて、30代、最後の夜となった。ふと20代の最後は、何をしていたのだろう?と気になった。iPhoneの写真を遡ってみると、どうやら娘を妊娠していたらしい。そういえば、当時は本当に不健康妊婦過ぎて、ちょうど5月末までで、早めの休職をしたのだった。

たぶん、今の方が20代の最後より元気だ。10年で人間って変わるもんである。筋肉も体力も今の方がある。この時、不健康過ぎて、切迫流産になったり、妊娠中に仕事を続けていくのがしんどくなったり、したのはとても悔しかった。だから、マドレボニータさんの産前産後のバランスボールのクラスにひたすら通い、身体と向き合ったのであった。

当時、通っていた整体の先生に「妊娠して、初めて運動習慣が身についてきたので、10年かけて、健康な身体になりたい」というようなことを言ったのを、ふと思い出した。マドレで少しずつ身体を動かすことによって、身体を動かすのが楽しくなった。踊ったり、走ったり、今まで物おじして、触れることができなかった世界に触れたくなった。

そこから、10年。まだまだ、未熟ではあるけれど、当時思い描いていた健康な身体にはなっている気がする。本当に10年かかったけど。。。毎日ずっと身体を鍛えていたわけじゃないし、半年坊主のランニングとか半年坊主ラジオ体操とか、色々、繰り返した結果、息子を産んだ後に通い詰めたパーソナルトレーニングでようやく身体の土台ができた感覚である。

身体だけでなく、精神面でも30代、最後にギリギリ駆け込みでトラウマ30個くらい解消して、強迫観念のない日々をようやく手に入れた。これも10年くらい克服しようともがいてきた事象であった。そして、3年前から、画家という、おそらく生涯続けるであろう職業にも出会った。

個展を開くと5年振り、10年振り、15年振りの方々との再会がたくさんある。もがき苦しんだ20代、土台を作った30代、それぞれの日々の中で出会ったたくさんの方々。そう言った方々と、細く永く、時に、太く永く、繋がっていられるのは光栄なことである。

40代の私もきっと、やっぱり未熟である。だからこそ、生まれる新しい世界へ、怖いもの知らずに飛び込む。そんな、5歳児のような無邪気さを、やっぱり私は持って生きていく。きっと変わらぬ日々を送っていく。でも、変わらぬようでいて、ちょっとずつ変化している。

10年後、また、10年で人って変わるんだな。そう自分をかえりみて、言えたら、いいな。とりあえず40代は10年かけて、世界進出していくつもり。10年あったら、できるんじゃないかな、たぶん!!

3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎