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全力で甘えて、全力で動く

「ねぇ、ママ、駅まで一緒に行ってくれる?」

あぁ、娘はやっぱり頑張ってくれていたんだな。この言葉を聞いて確信した。

娘の通うオルタナティブスクールでは先月から山の校舎での生活が始まった。夏の海の校舎は我が家から徒歩数分なのだけど、冬の山の校舎へは電車→バス→徒歩20分と合計1時間ほどかけて通うのだ。もはや、移動だけで毎日、社会勉強である笑

山の校舎になった最初の日。初日だし、駅まで見送ろうかしら…?と、声を掛けたら、「ママ、みくびらないで…!私、1人で行けるんだから!!」と、断られのだ。実は夫が出張中でいなかったので、この前日、小学校へは3歳の息子を抱えて娘を送って行ったのだけど、目を離すと走りながら消え去る息子と共に小学校往復するのは割と大変で、その姿を見た娘は、次の日の駅までは自分一人で行けると申し出てくれたのであった。それも「みくびらないで!!」と強気なセリフで。

でも、本当は一人で駅まで行くのはちょっと心細かったのだろう。夫が出張から帰ってきたら、素直に「一緒に行ってくれる?」と、尋ねてくれたのだ。

我が家は私も夫も時々、東京に出稼ぎに行くため、家を空けるのだけど、夫がいない時、娘は本当に私を助けてくれる。いつもよりテキパキと自分の散らかしたものを片付けてくれるし、息子の面倒を見てくれるし、先日、私がインフルエンザになった時は買い物にも行ってくれた。私が家を空けている時は、時々、料理したり、洗濯物を畳んでくれたりもしているようである。夫がいない日と、私がいない日で、娘がやってくれる家事育児が違うのもちょっと面白い。お互い時々、家を空ける生活を始めてから、娘の生活力は格段に上がったように感じる。

でも、夫婦二人揃っていると、気が抜けるようで、甘えん坊さんになる。相手に余裕がある時に全力で甘えて、大変そうな時は全力で動く。我が家は私も夫も娘も(たぶん、息子も)お互い甘えたり、助けたりしながら、成り立っている気がする。たぶんね!


3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎