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引き算の作業

ワークショップを構成する作業は私にとって引き算の作業。まずは、伝えたいことをノートに書き出す。頭の中を蠢いているものは、ものすごい情報量なので、書いているうちに減っていく。大事なものだけが残っていく。そしてスライドを作成していくうちに更に減らし、残った最後の数滴を形にしていく。

何が減るのか?

これは、人によって様々だと思う。“伝える時に響くもの”にも個性がある。私の場合、「自分が上に立って教える」みたいな要素は減らす。例えば、高校生向けのワークショップをさせて頂く機会を頂いたのだけど、そこに「人生の先輩」という目線がどこかに混ざっていたら、それは可能な限り消す。どうも上下の関係を作ると、伝えたいことが伝わらなくなってしまうのだ。

逆に、人によっては「自分が上に立って教える」方が、響く人もいて、講師業をやっていると、そういう方達が時々、眩しく見える。だから、自分も入れ込んでみたくなるんだけど、合わないものを入れると、形が崩れるのですよね。。。本当に不思議…!

で、最初からピタリと合うものだけ持ってこれる人もいる。これも本当に羨ましい。でも私は、自分の中にあるもの全部出して、そこから減らす。とても要領の悪いやり方しかできないのである。まぁ、仕方ない。合うやり方が一番要領がいいんだもん。

そういえば、今月から英単語帳を作り始めた。英語の勉強でヒアリング教材や海外ドラマを聴いて、出てきた単語を可能な限り英単語帳に書き出して覚えている。これも頻出単語がまとまっている単語帳で覚えれば早い話。でも、単語帳は飽きてしまうのだ。ストーリーの中でしか覚えられないの。たくさんの量の英語に触れて何度も出てくる単語を覚える。この要領の悪い勉強法は高校時代からやっていたもの。ある意味これも引き算の勉強法なのかも知れない。人って変わらないものだなぁ。

3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎