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「ママ、夢中になって…!」と「ママ、ひとりでできるよ!」

息子と一緒に発熱した。私は38度くらいだから、大人にしてはしんどいくらい。でも、40度近くの熱を出した息子は、熱にうなされて昨夜は1時間に1回くらい起きていた。その度に飲み水を運んだり、鼻水を拭いたり、保冷剤を渡したり、と、私は息子に必要そうなことをする。でも何をしても泣き止まない時が多かった。横たわっていると辛そうなので、座って抱き抱えてみると少しずつ落ち着いて眠り始める。そんなことを繰り返す。

子育ても10年目に近付くと、そんな夜にも慣れてくる。夫が出張中に限って発熱&嘔吐を繰り返す息子のケアを一人でほいほい♪とできるようになっている今日この頃。けどさ、自分も38度あると、やっぱり毎度起き上がるのしんどいね。。。一緒に横たわって添い寝するのならいい。でも、体を起こし、15kgを超えた息子を抱き抱えて、寝かしつけるのはなかなかの重労働である。そんな一夜を過ごして、私の熱が一晩で下がるわけもない。

お陰で今日は一日中、息子とゴロゴロとしていた。一緒に絵本を読んでいると、睡魔が襲ってきて、寝そうになる。すると、息子に起こされる。

ママ、寝ないで!夢中になって!

でも、どーしようもなく睡魔が襲ってきて、寝てしまった。そしたら、息子も一緒に寝ていたらしい。なんか産後みたいだな。数時間毎に起きて授乳して、赤ちゃんが寝ている隙に、一緒に眠る。そうやって赤ちゃんとペースを合わせながら、体力を回復していく。きっと、私が元気だったら、息子が発熱しても、ずっと添い寝せずに、色々動き回っていただろう。でも、そしたら、息子がゆっくり寝れてなかったかも知れない。だから、私も一緒に熱あるくらいでちょうど良かったのかも…?

そんなことを考えながら、息子にくっついたままスマフォをぼーっと眺めてみたら、いつの間にか起きていた息子が言った。

ママ、夢中になって!!

そうだよね。物理的にくっついてるだけじゃ満足できないよね。心も一緒に添い寝してくれないと嫌だ!!そう素直に告げてくれる息子、すごいな!!(親バカ…笑)

私は小さい頃、あんまり素直に甘えることができなかった。寂しい気持ちを抱えたままに、その気持ちを爆発させて泣きじゃくって、結果、甘えていたんだけど。最初から素直に甘えた方が自分も周りも幸せなのかも…?そう気付いたのは大人になってからだった。

だから、娘にも息子にも素直に甘えてもらえたら、嬉しいな。そう思って、子どもたちの接してきたつもりである。上手にできる日もできない日もあるのだけど。こうして、息子や息子が素直に「ママ、夢中になって!」と言ってくれるのがとても嬉しい。

割と自由奔放で意志の強いこどもたちを見ていると、甘やかし過ぎたかしら?と不安になる日もある。いやもう、むしろ、日々、不安だらけである。。。でも、こどもたちは二人とも、甘えられらない時は、しっかり見極めて、自分で自分の面倒を見ている。

ママ、電車の時間さえ調べてくれたら、明日は一人でスクール行くよ。それくらい、ひとりで、できるよー!帰りに野菜も買って帰ろうか?

息子と二人で発熱してヘロヘロしていたら、娘が息子を保冷剤とぬいぐるみで囲んで看病してくれた。そして、翌日は、一人でスクールへ行くと、娘の方から提案してくれたのだ。3月から娘のスクール環境が変わって、送り迎えをして欲しいモードだった娘。本当は一人で電車通学もできることは知っていた。でも、変化の時期だったから、私もひたすら甘やかしていた。

息子と二人で発熱した時、翌日の娘の送り迎えは難しそうだな…、どうしようかな?娘は一人で行けるかな?と私は悩んだ。そしたら、私が相談する前に、娘が自ら「私、1人で行くよ」と、言ってくれたのだった。こちらに余裕がなくて、甘えられない時は、ちゃんと自分でやってくれるのである。ついでに買い物サポートまでしてくれた。

「ママ、夢中になって」と、甘えられる時は全力でこどもたちは甘える。そんな時、こちらは全力で甘やかす。「ママ、ひとりでできるよ」と、こちらに甘やかす余力がない時は、こども達も全力で動く。そんな時、私は遠慮なく、子どもたちに甘えている。そうやって、「ママ、夢中になって!」と「ママ、一人でできるよ!」を繰り返しながら、ちょっとずつ、親も子もできることが増えていく。もしかしたら、そんなに甘やかしてなかったのかも知れない笑

そんなこんなで、息子と2人で同時発熱した時は、“まじか…”と、しんどい気持ちになったけど、娘のお陰で、今回は、なんか、そこまでしんどくないのであった。娘、すごい!!(親バカw)

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3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎