ステロイドの軟膏を塗ってる人へ伝えたい事
今回「保湿」について書きたいと思います。
おそらくアトピー性皮膚炎を発症&悪化させてる人の大半はこの保湿が原因だと考えてます。
じゃあ具体的に正しい保湿って何をすればいいの?
と思うでしょう。
実は保湿は必要ないんですね。
ここでいう保湿は皮膚を保護するための膜の事ですが、人間は汗とともに自分で保護成分を分泌して身体にバリアーを張る事が出来るからです。それは他の動物だって同じです。
じゃあ必要ないのに一般的に「皮膚を保湿するための商品」が売られてる理由は?と言いますとそれは人間が石鹸を使うからです。
石鹸を使うと汚れと共にせっかく張った保護成分も落ちてしまいます。
身体から保護成分を出してまた元の状態に戻すには時間がかかってしまいます。
そのために保湿剤を塗って素早く保護する必要性が出てくるわけです。
でも通常は夜お風呂に入り、ぐっすり寝て起きれば朝にはたいぶ回復しています。なのでそこまで神経質に考えなくてもいいんです。
ところが深夜まで起きていたり、朝起きた時に石鹸を使って洗顔をする人は保湿は必須と言えるでしょう。潔癖気味な人ほど保湿には気をつけないといけません。
「身体に石鹸を使ったら保護するために何らかの処置をする」
これは現代社会において人間が生み出した「タスク」なんです。
さてアトピー性皮膚炎を患ってる人の保湿についてです。
皮膚に疾患があり、保護するための成分が上手く分泌出来ていない。
だから代わりに保湿剤を使って皮膚を守る必要が出てくるわけです。
ここで今回タイトルにあるステロイドの軟膏についてです。
当然ですがステロイドは「保護するために塗るもの」ではありません。
むしろ逆です。
抗生物質(抗菌薬)が入ったものを使用するのが一般的ですが、これは言わば強力な石鹸を使用するようなものです。
だからその後の保湿はとても重要になってきます。
言い換えれば保湿をしないのであればステロイドは塗ってはいけないんです。
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ですが、、、、、、
このステロイドをまるで保湿剤のように使用してる人がとても多いのです。
健康な人が聞いたら驚くでしょうがこれは事実です。
おそらく多くの人が「これ塗ってれば治るよ」と医者から渡されて「その後のケア」の部分についてはたいして細かい説明を受けていないせいだと思います。
そもそもですが
「身体に石鹸を使ったら保護するために保湿剤を塗りなさい」と教えられた人がこの世にどれぐらいいるのか疑問です。
「食事はゆっくりよく噛んで食べる」といったアドバイスと同じで知ってはいるものの、なぜそれを行うべきなのか理解までは行ってないと思うのです。
アトピー性皮膚炎を患う人が減らない理由、
その辺りの情報が上手く伝わってないからだと思います。
まとめ
まとめますと、もしステロイドの軟膏を使用するのでしたらその後は保湿を忘れないようにして下さいという話です。
良いお医者さんならその辺りの説明やステロイドの軟膏と保湿剤を一緒に出してくれるかと思います。
(私は当時そういった先生には出会えませんでしたが・・・)
画像は私の所持してる保湿剤。
アトピーが完治後に知り合ったとある評判の良い皮膚科の先生が調合したものです。(現在はお亡くなりになって入手出来ません)
口の中に入れても大丈夫との事で口内炎に使う人もいるそうです。
こちらはドラッグストアで売っている白色ワセリン。最近はセブンやファミマなど一部のコンビニでも売っています。
私はほぼ毎日お風呂上りに身体のあちこちで使用しています。より純度の高いソフトタイプもあってお薦めです。
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