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【EBS(Elastic Block Store) その1】

→AWSが提供するブロック型ストレージサービス
※超簡単に言えばサーバに乗っけるHDDディスクのこと
(正確にはSSDと呼んだ方がいいですが)

特徴:

・EC2のOSとして利用することが多い
・追加ボリュームとしてEC2にアサインすることも可能
・RDS(Relational Data Service)のデータ保存用にも使用される
・EBSは1つのEC2にしかアサインできない
・1つのEBSを複数のEC2などで共有はできないので注意
・EBS作成時にはAZを必ず指定しなければいけない
・そのため、EBSをアサインするためのEC2も同一のAZにいる必要がある
・異なるAZにいるEC2に対してEBSを直接アサイン不可
・異なるAZのEC2にEBSをアサインしたい場合はスナップショットを利用

EBSの種類について:

→主に下記の5つ存在

①汎用SSD(gp2)
→1番オーソドックスなEBS
→特別な仕様が求められていなければ基本はこれを選択

特徴:
・1GBあたり3IOPS(1秒間に処理できるInput/Outputのアクセス数)がベース
・上記のIOPSは指定されているので自分でカスタマイズはできない
・ただし、汎用SSDの容量が増える毎にIOPSも上がっていく
・容量に関わらず最低100IOPSは保証されている
・ストレージの読み書きに関しては課金がされない

②プロビジョンドIOPS SSD(io1)
→高い性能要件が求められている場合はこれ
→EBSの中でも1番高性能なタイプ

特徴:
・プロビジョンドIOPSはIOPSの数を指定することが可能
・要するにIOPSをお金で買って高性能なディスクに改造可能ということ
・1IOPSから料金が発生する
・IOPSの指定できる数値はMAXで64,000IOPS

③スループット最適化HDD(st1)
→大きなファイルを高速で読み出せるように特化したEBS
→利用用途としては、ビックデータ解析など

特徴:
・ビッグデータ分析用
・ログデータに対する処理
・バッチ処理のインプット用ファイル
・上記のような大容量ファイルを高速に読み取る場合に使用するEBS
・小さなファイルサイズを大量に読み書きするのには向いてない
・通常仕様のサーバにこのEBSを適用しても高性能な読み書きにはならない
・逆にパフォーマンスがでなくなるので用途をちゃんと把握すること

④ColdHDD(sc1)
→利用頻度が低いストレージとして使用する場合のEBS

特徴:
・1GB当たりの単価を抑えている
・大容量ファイルに対してのスループットが高めに設定されている
・アーカイブに近いデータの保存に適してる

⑤マグネティック
→従来の磁気ディスクに相当する

特徴:
・AWS側でSSD対応(上記の①~④)してからは非推奨のEBS
・SSDと比べると料金が割安
・開発専用とかなら使ってもよい
・①~④と違って、読み書きに対しても課金されるので注意

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