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さまざまなレポートから日本のIT状況を深掘り

こんばんは。

CompTIAでマーケティングを担当しています吉村です。

すっかり間が空いてしまいました・・・なかなか継続して投稿するのって難しいですね。noteのもっとも大事なこと!と書かれているのに・・・

前回は、CompTIAがワールドワイドで提供している認定資格についてご紹介をしました。認定資格について詳細を・・と思いましたが、今回はもう一つCompTIAが行っている重要なファンクションについてご紹介します。

日本国内では、認定資格でお名前を知っていただいている方が多いため、認定資格の団体と思われている方も多いかと思います・・が、前回もご紹介しました通り、CompTIAは、ITの業界団体です。米国の本部を中心に、グローバルで実施される様々なリサーチ活動を通して、現在、将来的に必要となる人材像やさまざまな課題を浮き彫りにしています。

そこで、今回は、少し前のレポートとなりますが「International Trends in Technology and Workforce(テクノロジーとワークフォースに関する国際的な動向/2020年1月リリース)」というレポートについてご紹介したいと思います。

このレポートでは、ますます高まるIT人材の需要とその人材を育成するための課題、そして、Y/Z世代と言われる次世代のITスキルギャップについて報告しています。

レポートから一部抜粋してみたいと思います。

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IT全体の中での割合に関して新興技術は2020年、約17%を占めることになるでしょう。それ以外の部分は、既存のカテゴリであるハードウェア、ソフトウェア、サービス、そしてテレコムがそれぞれ占めています。もちろん、新興技術が複数のカテゴリと重複しているグレーゾーンは存在しています。それに関連していえば、たった一つ独立してオペレーションできる技術はありません。堅牢なネットワークとインフラ、PCや携帯電話のようなデバイス、そしてインテグレーション専門知識がなければ、新興技術は先に進めないのです。
CompTIAの調査によると、ほぼ半数の日本企業は新興技術を前向きにとらえています(47%)。おそらく、回答者は自分たちのビジネスに特化した機会を見つけているのか、あるいはより幅広く、技術の向かう方向に対して全般的にワクワク感を抱いているのでしょう。その一方で、26%は不安が先に立つと述べています。ここでも、そう答えたのは自分の会社に特化した面を見ている可能性があります。
例えば市場で取り残されてしまう不安、あるいは技術的破壊の不確実性に対する漠然とした懸念などです。成熟しつつある国グループにある組織は、新興技術の機会をより強く希求する傾向にあります。(成熟途上国では61%;対して成熟国では49%)

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新興技術と言われるIT分野にどのくらいの企業が意欲的に取り組みをしようとしているか、またその分野の人材とその人材の不足(ギャップ)についても掘り下げています。

CompTIAで提供しているレポートの興味深いところは、グローバルで実施されたレポートのため、海外の動向と日本の動向を比較できるところです。
上記のグラフでも、「グローバル」と「日本」とあるように、さまざまな項目で日本国内の企業の考え方や立ち位置を他国と比較することができます。
IT分野は、特に競合といわれる企業が海外、特にアジア圏の企業である場合も少なくありません。その場合、日本国内の状況だけではなく、海外との比較から日本の状況を見ることで、また違った検討の仕方ができるかと思います。

CompTIA日本支局では、特に日本市場に関連のある分野や、注目のサポートについて、「CompTIAライブラリー」から日本語でダウンロードいただけます。

ぜひ、こちらのCompTIAライブラリーからさまざまなレポートをご参照いただければと思います。

さて、だいぶnoteへの投稿も慣れてきましたので、次回は目次付きの投稿チャレンジしてみます!

まとめ
IT業界団体としてのCompTIAの重要なファンクションの一つ「リサーチ」活動を通して、さまざまなレポートが提供されています。
これらのレポートから、日本のITの現状を知ることができます。ぜひご活用ください!


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