【おしらせと御礼】『スイレン・グラフティ わたしとあの娘のナイショの同居』本日発売しました!
『スイレン・グラフティ わたしとあの娘のナイショの同居』、本日無事に発売致しました!
前作『ミス・アンダーソンの安穏なる日々 小さな魔族の騎士執事』から、なんとかギリ2年経つ前に新作をお届けできて、ホッとしております。『アン安』の続刊が出ないと決まってから次の作品を、となって試行錯誤が続き、「あー、もうだめなんじゃねーかな」と自暴自棄になりかけたところを何とか彗花と蓮に引っ張り上げてもらい、ようやくご報告にこぎつけることができました。
ここまで頑張れたのも、前作から、また同人活動時代から応援の声を届けてくださった皆様のおかげです。どれだけ言葉を尽くしても、感謝の気持ちを表しきることができません。アン安を読んでお手紙やアンケートをお寄せいただいた方、読書メーターに書いてくださった方、お友達に勧めてくださった方、買って積読に加えてくださった方、イベントでスペースに立ち寄って優しい言葉をかけてくださった方、他にも様々な形で気にかけてくださった方。皆様のおかげで、今ここに立てています。そしてまたこれからも、歩んでいこうと強く思えます。本当にありがとうございました!
本の作者紹介のところにもコメントした通り、『スイレン』に出てくるキャラクターたちの物語はまだまだ何にも解決してないので、できる限りそこに向かって進んでいくため、筆者としても全力を尽くしてまいります。同時に、そこに至るまで続けていくためには、読者の皆様のご声援が必要不可欠です。どうか末永く、彼女たちの青春を応援してやって頂ければ幸いです。彗花と蓮、そして彩絵や星加のことを、何卒よろしくお願い致します! もちろん、『アン安』もがんばってまいりますよー!
ツイッタに上げたのの加工前です。ひさしぶりにシャカシャカしました。
『スイレン』は高校生が漫画描く話ですが、そう言えば自分もそんな時期があったなと原稿の合間に描きました。漫研と文芸と演劇の掛け持ちしてました(緩かったのでどれかの閑散期にどれかの活動ぶっこんでいくスタイル)。トーンを買う金も使いこなすテクもなかったので、ハイテックを握って授業中にシャカシャカ部誌の原稿を描きました。よくペン先に目詰まりを起こしてインクまだ残ってるのに使えなくなることもザラにありました。でもハイテックすき。0.3ミリがすき。
漫画も小説も、当時から自分より上手い人はゴロゴロいたし、それは今も変わってないんですけど、それでもなんとかめげずに今も続けていられるのは、やっぱり何かを創ることが楽しいからです。そうして創り上げたものが、どこかの誰かに届いたときの歓びがものすごいからです。新しいものを創るのは心躍ることばかりでなく、つらいこと、しんどいこと、もういやになることも山ほどあるけど、それを乗り越えてどこかの誰かが成し遂げてくれた何かに、何度も救われたからでもあります。『スイレン・グラフティ』にはそうしたことすべてへの畏敬の念もこめました。
この本を手に取ってくださったあなたに、読んでくださったあなたに、一時でも楽しい時間を過ごしていただけますように。
頂いたカンパは、同人誌での作品発表や品質向上にありがたく使わせて頂きます!