【ごあいさつ】2019年、ありがとうございました!

 2019年もいよいよ大詰め! 今年も皆さまお世話になりました!

 というわけで年末のご挨拶に参りました。一年間何かしらやっていたはずなのに何も達成しなかった気がしてくる恒例の病にかかっています。まぁでも今年は何とか新作をお届けすることができて、本当によかったです……! 来年もこの調子で……と行ければいいのですが、まずは足元をしっかり固めていくのをしっかりやっていきたいと思います!

 個人的に今年一番デカかったのは、なんと言っても『スイレン・グラフティ』の発売……なんですが、そこに行くまでは紆余曲折があってって話すと長くなるんですけど、要は異世界転生ハーレムラブコメ書こうとして大ボツ喰らったんですよね。その中で、なんとか形になった『俺の異世界転生、バグだらけなんだが』を現在月額マガジンで連載しているのでよかったら骨拾ってやってください。「あ、流行ジャンルでもこういうのはダメなんだな」っていい反面教師になるよ(^O^)/! 1/12(日)までの土日に集中連載していきますので、年末年始の暇つぶしにどぞ!

 まぁそのボツ自体は去年のことなんですが傷心を癒すべくハマったジャンルと音楽性の違いで春先に袂を分かち人生の迷いオタクになったりしたのですが、何分オタクですので、吸水に立ち寄ったジャンルがオアシスになって何とか生き永らえ立ちなおしつつある年末でございます。来年2月のイベントパスがご用意されたから生きるね。無料展示スペースとかもあるから来てね、『荒野のコトブキ飛行隊』をよろしくお願いします。

 かの偉大なる上遠野浩平先生がとあるエッセイの中で仰っていたのですが、先生が15歳の折、テレビでやっている特撮番組の再放送を観ることに熱中していらしたそうです。当時はどうしてだかわからなかったが、その作品を手掛けたスタッフの方たちの熱意が、伝わってきたからなのだろうと。そうした誰かの行った真剣さに、15の自分は守られていたのだろうと。それを読んだとき、すごく腑に落ちました。私も、何気なく手に取った『ブギーポップは笑わない』に守ってもらっていました。そしてそれは今も続いていて、上遠野先生の作品の他にも、もっとたくさん、そうしたものがこの世にはあるのだと、そうした事実に救われてここにいます。最近はそうした作品の数々に救ってもらうターンが続きましたが、そろそろまた、立ち上がりたいと思います。誰かに届くかわからなくても、何かに結実しないとしても、”本当におもしろいもの”を作りたい。そのために一回一回、全力の真剣勝負。その先でしか、きっと到れないと思うので。

 2020年は、もっともっともっと! おもしろい話書きたい!
 そんな一年にしていきたいと思います!

 皆様にとっても、よき年末年始でありますように!

頂いたカンパは、同人誌での作品発表や品質向上にありがたく使わせて頂きます!