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月のみえる場所

月を眺めるのが好きだ。なんか落ち着くし、毎日 月の表情が違うからいい。
新月は寂しい。満月の日なんかは、帰り道ずっと眺めながら歩いたりしちゃう。

先月、8月のあたまの満月がそれはそれはきれいで、どうしても恋人に見てほしくなった。素敵なものを見せたいと思うとき、彼のことが好きなんだなあと思う。
結局彼は見ることができなかったみたいだけど。見てくれようとしたみたいで嬉しかった。
見えなかった…と残念がっていた彼はかわいかった。残念だね。

2023年の8月は満月が2回ある月だった。月の始めと終わりにちょうど満月がくる。「ブルームーン」とかいうらしい。

その8月、2回目の満月の日は、彼と一緒に出かけた日だった。

お昼過ぎ 夕方くらいに会って、のんびりして、日が暮れて、月がみえた。
うれしかった。そういえば、満月!と思ったから。
とくにやることもなくて、月がみえるところまで歩いた。
その前の満月は見れなかったけど、こんどは一緒に満月が見れた。
幸せだなあと思った。

一緒に歩いて話して楽しくて、正直、月がみえなくても幸せなんだけど。
というか、結局そんなちゃんと月を感じられたわけじゃなかったし、
でもそれでいいんだ。
ただ一緒に、月がみえるね~って言えるのは、わたしにとってはちょっぴり特別で素敵なものなんだ。彼はなんにも考えてないかもしれないけど。
だから、なんとなく書いておこうと思った。

会いたくなっちゃうな。早く会いたいな。好きだなあ。




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