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日本では数少ないビジュアル書の出版パッケージャーとして、国際共同出版書籍、及びステーシ…

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日本では数少ないビジュアル書の出版パッケージャーとして、国際共同出版書籍、及びステーショナリーの企画・編集・制作に携わっています。担当分野はアート、グラフィックデザイン、工芸、建築、インテリアデザイン、イラストレーション、クラフト、サブカルチャー、児童書など。

最近の記事

私が影響を受けたビジュアル書 その2

私が現在のビジュアル書の制作仕事で、身をたてるきっかけになった本のご紹介、その2冊目。 イタリアで出版後、ロングセラーになっている絵本です。 全編モノクロのイラストに、ところどころストーリーのモチーフになっている小物やキャラクターに、鮮やかな差し色が添えられています。表紙でいくと、下の方にいるヨーロッパコマドリのオレンジ色。戦火が迫る中、追い立てられていく人々を乗せる機関車のプレートの赤。(たぶん)両親と引き離された少女の束ねていた髪の毛から落ちたコバルトブルーのリボン。私

    • 影響を受けたビジュアル書

      私が現在のビジュアル書の制作仕事で、身をたてるきっかけになった本が何点かあります。 これから数回に渡って、そうした書籍をご紹介しますね。 最初の1冊はこれ。 『Visual Language:視覚言語へのデザインアプローチ』 ピーター・ボニッチ著 (2000年3月出版 発行:エクシードプレス 発売:ビーエヌエヌ) 下の左側の写真です。 右側がその原著 Visual Language: the Hidden Medium of Communication by

      • ブックパッケージャーって?

         羅針舎の主体業務はブックパッケージャーです。 日本の出版業界で働く人でも、正確な定義をちゃんと知っている人は少ないんじゃないかと思われるのが、このブックパッケージャーという職種です。簡単にいうと出版企画営業+版権エージェント+編集製作をワンストップで行う人。出来上がった商品(完成書籍)は、すべて発注先の出版社に全数買取で納品され、私は自分の在庫を保有しません。事典、アート・カルチャー・歴史・自然科学・地理など、ノンフィクションのビジュアル書分野の書籍を製作するケースが多い

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