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夜の公園



小さい頃から

他の人には見えないモノが見えたりする

周りの大人たちは

子供の妄想だと鼻で笑う。

本当のことを言っているのに信じてもらえない


自分は嘘つきなの?

悪い子なの?


子供ながらに傷ついていた。

誰も僕の話を聞いてくれない。

親でも嘘だと言う。

けど相手してくれない大人たちの中に

一人だけ真剣に話を聞いてくれる人がいた。

それは

年は一回り以上離れている

従姉のキミエお姉ちゃんだ。


友達と話しているように楽しかった。

キミエ姉ちゃんは実の弟のように可愛がってくれた。



ある日塾の帰りで遅くなった帰り道

公園のブランコにちょこんと座り

泣いている女の子がいた。

どうして泣いているのか聞いても答えてくれない。

ただただシクシク泣いているだけ。

自分も家に帰らなければいけないので

ごめんね

と一言残し帰る。



翌日キミエ姉ちゃんにその話をした。

キミエ姉ちゃんは


その子赤いスカートはいてたでしょ?

靴も片方しか履いてないの。

きっと靴を無くして探してる間にパパとママに会えなくなっちゃったんだろうねー

と言うのだ。

そう。

確かに赤いスカートをはいていたし

靴も片方しか履いてないのだ。


キミエ姉ちゃんは続ける


知らない街にパパとママと来て

日が沈みかけた頃に

靴がなくなっていたことに気付き

探し歩いていたら

一人ぼっちになっていたんだと

可哀想な子だから

仲良くしてあげるんだよと。

僕は

わかった!

と元気よく答えた。


キミエ姉ちゃんは

僕と同じモノが見えている。

嬉しかった。

本当に理解し合える人がいたんだと。

結局公園にいた女の子は見かけなくなった。


なんて昔の記憶をふと思い出したのは

そう

今日の帰り道

公園で一人泣いている女の子を見たからだ。

でも今の俺は話しかけたりはしない。

頼られて良かったことなどないから。

霊は心配してくれる人に憑いてしまう。

なので見かけても無視することが一番なのだ。


家に帰り

母親に話す。


そう言えば従姉のキミエ姉ちゃん元気かなぁ?

母は不思議そうに言う。


誰よそれ?


え?

子供のころよく遊んでくれてた

面倒見のいいお姉ちゃんがいたじゃん!

キミエ姉ちゃんだよ!


ほら、




いつも赤いスカートはいて

片方しか靴を履いてなかった・・・・・








っていうフィクションいかがですか?(笑)

嫁に話したら

怖い!ぞわっとする!

って言うもんだから記事にしました。

実際の僕は霊感なんてものはありません。

ただ一度だけ

7~8年くらい前かな?

僕が出ていたケーブルテレビを見ている視聴者の方に


Twitterで

西本さんの肩に霊が憑いてますよ

と言われたことはあります。

事務所の社長に面白半分で話したら

すぐ徐霊しに行くぞ!

俺も憑かれやすいから分かるんだよ!

とマジなトーンで言われ

僕と社長とマネージャーと

関係ない相方まで連れて行かされました。

徐霊師の方はすごくご高齢の女性でした。

その場所に近付くにつれ

息苦しくなったのを今でも鮮明に覚えています。

開口一番

徐霊師の方は僕と社長を指差し

お二人徐霊しましょうと言うんです。


マジで俺憑いてたんかい!

社長も憑いてたんかい!

そんで相方マジで関係ないやんけ!

って思ったことも昨日のことのように思い出せます。

徐霊してもらったら

息苦しさが嘘のようになくなり

さっきまで息苦しかったんだと徐霊師の方に伝えると

霊が成仏させられまいと

僕に必死にしがみついていたから

息苦しくなったんだよと

仰っておりました。


なるほど。

今まで霊とか信じてなかったんだけど

こういった世界もあるんだなーと

考えが変わった一日になりました。


この話はノンフィクションですよ(笑)

拙いお話にお付き合いくださいましてありがとうございました!

では!

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