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制作中の実感 【展覧会】Swing×成田舞×片山達貴 blue vol.2 ― 捨てられないものが 物語ること

撮影者としてカメラを構えている時には回っていた思考が、今度は自分が被写体になるやいなや何にも考えられなくなる、あの感じ。カメラの外側で誰かと関わるときにはできていたことが、自分の身体がカメラの内側に移動するだけでうまくできなくなる。聞くと、今回のインタビューで成田さんも同じような感覚を感じていたらしい。

フル.00_36_29_21.静止画003


僕は、個人の作品制作においても自分と誰かが対面で向かい合って何かをする、というのを続けて来てるけど。個人の作品を撮影するたびに、同じようにいつも、なにもできないこの感じを味わう。

フル.00_40_14_03.静止画002


カメラの内側で対面した時のあの感じは何だろう。今回もまた、対面てやばいなと強く実感した。とりわけこの展覧会は「捨てられないもの」という個人的すぎるテーマでインタビューしていった。今自分の目の前にあるものがこの人の目にはどう映っているのかを知っていく。はじめはそのモノについて何も知らないので、真っ暗で手探りでなにも分からず進んでいって、けれど話を聞くにつれて、この目の前のモノの正体が見えてくる。それぞれの人が人生を通してつくってきた瑞々しい世界が本当におもしろいな、と感じられる展覧会になったと思う。


【展覧会の詳細】
http://garden.swing-npo.com/?eid=1400977

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Swing×成田舞×片山達貴
blue vol.2 ― 捨てられないものが 物語ること
 会期:2022年3月19日(土)~27日(日)13:00~18:00 
※ 最終日のみ16時まで
※ 入場無料・ご予約不要
 会場:THEATRE E9 KYOTO 京都府京都市南区東九条南河原町9-1
 お問い合わせ:
NPO法人スウィング 京都府京都市北区上賀茂南大路町19
Tel:075-712-7930/Mail:swing.npo@gaia.eonet.ne.jp
www.swing-npo.com 

THEATRE E9 KYOTO 
京都府京都市南区東九条南河原町9-1
Tel:075-661-2515/Mail:info@askyoto.or.jp
https://askyoto.or.jp/e9

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