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まなかい 立春 第1候・東風解凍(こちこおりをとく) 鬼と春

節分で穢れを祓い、清め、ハレの持続を願う。場を清め晴らすための花。節分には柊と一位、しだれ柳、アスナロヒノキ、ヒカゲカズラを垂らして幣を掛けた冬の依り代。立春には赤い艶葉木二種を活けて春の依り代。軸は番の鶴と松で睦まじく。演台の金魚と着物の裾の篝火と赤い椿、赤は太陽のみどりご、依り代。東風解凍。金魚も跳ねる。玉川奈々福の声も迸る。水と炎。立春の新玉を震わせる夜。暗香浮動。参道に薫る夜の梅。はればれとはろばろとあるく産道。

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