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#ikebana
ことのはいけばな’22 雨水 第4候 『土脉潤起』2/19〜
花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。
樹々の芽の薄目開けおり春一番真夜中吹ける虎落笛かも
夜の息激しく聞ゆ春一番椹葉こすれ潮の香の飛ぶ
鱗葉の千ゞ石の浪の虎落笛鼓膜のふるえ昏き海みつ
先駆けて土中を奔る春一番芒の牙の紅染めるなり
ことのはいけばな’22 立春 第3候 『魚氷上(うおこおりをのぼる)』2/14〜
花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。
*春こがね花の粉落ちてさんさんとオフィスは日曜誰もいません
*人知れず豪奢に果つる山ぐみの花誇らしく土に紛れる
*雨ゆきに花粉まじりて春 こがね
*チカチカと山茱萸の花はじけ舞ふ街の霞に花粉まざりて
*満月の珊瑚のごとし山茱萸の春日に爆ぜし花の粉ただよふ
*夕まぐれ赤いつ