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ボバースに傾倒した病院に勤めてた理学療法士

ボバースが主流の病院に就職してしまった

ボバースって聞いて知らない理学療法士は偽物だというくらい有名な概念ですね。
私も教科書に出てきたので、もちろん知っていた。

卒業後、就職した病院は脳血管疾患がメインの回復期病院で、リハビリ職員はほぼボバースに傾倒していた。

理学療法士・作業療法士・言語療法士みんなボバース大好き!

毎日昼休みや就業後に集まっては、勉強会・症例発表会の嵐。
最初は何語話しているのか分からないくらい、質問する内容も浮かばないくらい異次元でした。

ボバースをやっている理学療法士は怖い

職人気質の人が多い
なんとか勉強して、症例で困っていること・分からないことを先輩たちに聞いても、質問を質問で返され、はっきりした答えは教えてもらえず。
背中を見て学べ的な職人気質の先輩多数。
あんまり愛想のいい先輩はいなかった

何やっているかよく分からない
みている人からするとボバースって何かコチョコチョ良く分からないことをやっていて怖い。
患者さん1人に対して、リハスタッフ2・3人が取り囲んでこねくり回す。
患者さんは何されてるのかよく分からない。
しかも、みんな真剣なため沈黙で行われていることが多い。

「ほら、ここ良くなったでしょう」と言われるから、「そうかな」と思う。
でも、次の日には元に戻ってしまう。

馴染めないものは馴染めない

いつかはそっちの世界に人になれるのかと思って頑張ってみたが、全然馴染めず、腑に落ちず、なぜみんながそんなに必死にボバっているのか分からなかった。

その後、系列の急性期病院へ移動になったことで、一切ボバースとは手を切った。
急性期ではボバってる暇はなくなったから。
なんだボバースできなくても、理学療法士でいられるじゃん!

そう、私はボバースとは仲良くできなかった理学療法士です。

きっと、今もボバースが何がそんなにすごくていいのか分からないで辛い思いをしている人はいると思う。

大丈夫、ボバースベーシック行ってもよく分からないし、それがなくても患者さんは良くなるから。







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