ヒッチハイク

ヒッチハイクのススメ〜事前準備編~

※この記事は20年2月11日に更新しました。

どうもー!コンパクト漢飯です。

今回は、「ヒッチハイク」について、そのやり方やメリット、デメリットなどについてまとめました。

私は学生時代に愛知を起点に横浜、仙台、京都へと3回単身でヒッチハイクをしました。その経験も交えながらお伝えしていきます。

「生活がマンネリ化してきてつまらない・・・」

「暇な時間を使って何か思い出に残るようなことをしたい・・・」

そんなことを思っている方はぜひ、ヒッチハイクをオススメします!

当然のことながら、やったことがない人からすればヒッチハイクをするというのはなかなかハードルが高いことかもしれません。

声をかけるのが恥ずかしい、知らない人の車に乗るのは怖い、そもそもどこでどうやってやればいいのか・・・。

様々なハードルがあるかと思います。

なので、そんな方に向けて自身の体験談が少しでも背中を押すきっかけになれればと思い、この記事を書いています。

やはり普通に生活をしていたら到底感じえないような経験ができるので、非常に強烈に思い出に残ります。それにやり終えた後は謎の自信が湧いてきます。笑

あと友達に自慢もできますよSNSにアップすればいいねの数も沢山もらえます。

ではそんなヒッチハイクの素晴らしさについて、この記事では事前の準備として何が必要なのか、何を知っておけば良いのかについて紹介をしていきます!

ヒッチハイクに必要なもの

まずはヒッチハイクに必要なものから紹介していきます。

それはマジックペンと画用紙、そしてくじけない心!以上!笑

でもほんとにその3つ準備するだけで出来ちゃいます。あとは高速道路の地図(これはスマホで代用可)とか、最低限のお金くらいは持っておいたほうが良いですね。

ペン、画用紙については↓を購入。私は行先の地名を20か所ほど書いたのですが、ペン2本のインクが切れました。なので3本くらいは持っておいたほうが良いですが、インクがなくなってもどこかしらで買えるのでそこまで用心しなくても大丈夫です。

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↑自分が実際に使っていた画用紙です。字が汚いですね。

こんな感じで目的地を記入して、SA/PAの出口付近で掲げます。

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↑の本は目的地に行くにはどの高速道路を使えばよいのか、調べるために持っていきました。

地図についてはスマホで代替できますが、私の場合はスマホの充電を気にするのが嫌だった為、こちらをあえて購入しました。各SA/PAの情報が色々と載っていて暇つぶしにもなります!


あと何気に一番必要なものはくじけない心かもしれません。

正直何台も乗せて頂くうちに慣れてきて、ヒッチハイクをすること自体に何も感じなくなるのですが、初めてヒッチするときはめちゃくちゃ恥ずかしい&緊張します。

目の前を過ぎ去っていく何人もの人から好奇な目で見られたり、時には無愛想に睨まれたりと、やり始めた当初はメンタルが崩壊しそうになりました。笑

ただ、初めて車が停まってくれた時の快感は尋常ではありません。

私も人生初のヒッチハイクをした時に、初めて停まって頂いた瞬間は今でも鮮明に覚えています。こんな、TVでしか見たことのないような現実が実際に自分の目の前で起きているんだ、と興奮したものです。

というわけで、最初は確かに心細くなり辛いかもしれませんが、それは最初だけ、と覚えておいてください。一度ヒッチする感覚を覚えてしまえばその後はすんなり出来ますし、むしろ次はどんな人に乗せてもらえるんだろう、と楽しみにすらなります。

なので最初の一台をヒッチする前に、どうかくじけず諦めず、頑張ってください!

ヒッチハイクのやり方

さていよいよ実践編に移りたいと思います。

色々やり方はありますが、私の体験談からお話ししますと、初めてやる方はモチベーションの保持という観点からSA/PAの出口付近で目的地を記載したボードを掲げて待つことをお勧めします。その理由を述べていきます。

まず開始地点ですが、ざっくり以下3点かと思います。

・下道
・高速道路の入り口付近
・SA/PA内

まず下道から始めるパターン。これは他と比べ目的地に行くまでに時間がかかる可能性が高いです。場所を選べば比較的車は停まって頂けますが、当然下道なので高速道路と比べて時間がかかりますし、停まって頂いた方の進行方向と自身の目的地が異なることや、乗せて頂いた方があまり遠くまで行かず、少しの距離で降ろされてしまう可能性が割と高いです。

次に高速道路入り口付近から始めるパターン。高速道路に入ろうとしている方が多いエリアの為、自身と進行方向が同じ方が多く、停まって頂ければ一気に目的地へ進むことが出来ます。

ただ場所によっては交通量が多く車を停めやすい場所がなかったり、スピードが出やすい道の為、あまり自分に気づかれなかったりと、難易度はそこそこ高いです。

私は東北道入り口付近のコンビニでヒッチハイクをしたことがありますが、その時は3時間ほど待ちました・・・(あまりの滞在時間の長さから、飲み物を買いにコンビニに行った際、私を見ていたバイトの女性の方に応援のお言葉をいただきました笑)。

最後にSA/PA内から始めるパターン。やはりこれが一番やりやすいと思います。自分が目的地とあったSA/PAにいれば確実にその方向に進めますし、下道と比べて車も停めやすいですからね。

私の場合ですが、SA/PA内では短くて10分、長くても1時間程度しか待ったことがないので、個人的には一番難易度が低い場所かと思います。

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↑は東京は用賀にある東名高速の入り口付近です。関東在住の方などはここからヒッチハイクをすることが多く、写真のマクドナルドはそんなヒッチハイカーが多く集まるということで、”ヒッチハイクの聖地”と呼ばれているそうです。


次に車に乗せて頂くための方法は以下2つです。

・一台一台に声をかける
・ボードを掲げる

まずは一台一台に声をかけるやり方。これは停まっている車の中にいる方にノックをして声をかけたり、エリア内にいる方に声をかけるやり方ですが、個人的な感想としては、結構メンタルがきついです。笑

交渉がうまくいけば、あまり時間をかけずに乗せて頂くことが出来ますが、中にはあからさまに嫌悪感を示される方がいたり、無視されたりします。

また交渉をした方に了承を頂き、いざ車に乗せてもらおうとすると車で待機していた別の同乗者の方が嫌がるというパターンや、お願いされ断り切れずしょうがなく乗せて頂く、というパターンもあり、あまり気分よく乗せてもらえないことがあります。

早く目的地に着きたい!という方や鋼鉄のハートを持っている方はこの方法でもいいかと思います。

そしてもう一方が目的地を書いたボードを掲げてひたすら待つやり方です。これは前述の方法に比べ時間がかかる可能性が高いですが、メンタル的にはそこまで負担は大きくないです。ただただ待つだけですし、何より停まって頂いた方は自分に対して少なからず興味を持っていただいた(嫌悪感<善意)方が多いので、車中でも話がはずみやすく、気まずいムードにはなりづらいです。

ただしこちらもヒッチをする時間帯や場所によってはつらい時もあります。

夜中に長時間待つというのは心細いものですし、小さいPAなんかですとそもそも停まっている車が数台しかなく、1時間に1~2台しかPAを発つ車がいないということもあります。またボードに現地点から遠すぎる目的地を掲げる(例えば愛知県のSA/PAで「仙台」と書かれたボードを掲げる)と、なかなか停まってくれませんので、なるべく近場の目的地を掲げるようにしましょう。

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↑は埼玉・蓮田SA。乗せて頂いた方にコーヒーをご馳走になりました!

上記を考慮すると、やはり初心者の方にはSA/PAの出口付近で目的地を記載したボードを掲げて待つ方法が最もお勧めです。この際、捨てられた子犬のような目をして待つことを意識してください。

下道から入れるSA/PAが近くにあればそこからスタートし、ない場合はタクシーで最寄りのSA/PAに入りましょう。

ただ色々経験してみるという点で他の方法でやるのもいいと思います。自分のやりたい方法を選んでみてください。

ヒッチハイクのメリット、デメリット

ヒッチハイクに関する事前知識は以上なのですが、予備知識としてヒッチハイクのメリットとデメリットを書いておこうかと思います。

ヒッチハイクの何が楽しいのかを具体的に知っておけば、自身のモチベーションの鼓舞にもなりますし、逆にどんなことに気を付けなければならないのかについて知っておけば、危険な行動をしなくても済むかと思います。

そんなわけで最後にヒッチハイクのメリットとデメリットについて述べていきます。

-ヒッチハイクのメリット

・人の温かみに触れられる

一番はこれだと思います。そもそも、全く見ず知らずの人間を乗せるというのは自身に置き換えたら分かるかと思いますが、それなりに勇気がいるものです。

にも関わらず快く乗せて頂いた上に、ご飯をご馳走になったり、飲み物やお菓子、さらには明日以降のご飯をおごって頂くこともありました。感謝してもしきれません。

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↑乗せて頂いたご夫婦に頂いたものです。ありがたすぎて、なかなか手が付けられませんでした。笑

・色々な人の話を聞ける

これは当たり前ですが、普段接することがない方々から色々なお話を聞くことが出来ます。私もこれまで年収3,000万円の超イケイケサラリーマンから予約半年待ちの人気セラピスト、キューバ出身のフリーターや劇団御一行など、やや濃いめではありますがほんとに幅広い方々に乗せて頂き、貴重なお話をたくさん聞くことが出来ました。

人生の選択肢は色々あるのだと気づきましたね。

・コミュニケーション能力が上がる

これも月並みですが、やはりヒッチハイク始めたてのころと何十台も乗せて頂いた後とを比較すると、差が出ます。どんな方とでもある程度は話が続くようになります。やはり乗せて頂いた以上、ドライバーの方や同乗者の方に退屈な時間を過ごしてほしくないと思う一心で常に頭を働かせることになりますから、経験を重ねるほど自然にコミュニケーション力は上がっていきました。

・お金がかからず旅行できる

これも結構感動するんですよね。人生初ヒッチハイクの時に、出発時と目的地到着時に財布の中身がほとんど変わっていないことにとても衝撃を受けました。笑

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↑人生初の4tトラックに乗せて頂いた時の写真です。眺めがとても良かったです。


-ヒッチハイクのデメリット

・100%安全な訳ではない

私の場合は危ない目に遭うことは一度もありませんでしたが、やはり全く見知らぬ人に乗せて頂く以上、100%安全とは言い切れません。特に女性の方は複数人での実施をお勧めします。

・目的地に着くまでに時間がかかる

旅程は常に不測です。いつ車が停まり、いつどの辺まで行けるのか等一切先が読めません。そのため、ある程度時間に余裕を持って行う必要があります。

まとめ

ここまでヒッチハイクに臨む際の準備について書いてきました!

色々と書いてきましたが、私はヒッチハイクをして本当に良かったと思いますし、自身の中で一つ誇れるものが出来たような、そんな感じがしています。

たかがヒッチハイクで、と思われるかもしれませんが、普通に暮らしていれば経験できないようなことに短時間でたくさん出会うことが出来るので、これまで感じたことのないような感情が芽生えるはずです。

興味を持っていただいた方は是非挑戦してみてください。

一生の思い出になること間違いなしです。

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