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防災士なねこ主が考える 愛猫を守るための首輪




防災士なねこ主目線で、ねこの首輪の必要性について考えてみる。

こんにちは、わんにゃん防災 代表理事、お片付けのプロ歴10年の防災士、防災備蓄収納アドバイザーのやまぐちです。(何かと自己紹介が長くてすみません💦)

本日は、猫の首輪についてお話ししたいと思います。

猫の首輪は必要なのか、それとも不要なのか。ねこ主さんの間でも意見が分かれるところですがここでは、首輪のメリットとデメリットをお話しながら、特に災害時の観点からねこの首輪についてお話してみたいと思います。


首輪不要派の理由

ねこの首輪の要不要それぞれ、ご意見があるかと思いますので先ずは不要派のみなさんのお声をまとめてみました。

  1. 首に負担がかかる
    首輪が猫の首に負担をかけてしまうことがあります。特に、引っ張られたり引っかかったりしたときに、首や喉にケガをするリスクが心配。ねこは
    3Dで行動する生き物、時に首輪が何かに引っかかって💦なんてことも心配してしまうことも。

  2. 音がする
    鈴付きの首輪は、猫ちゃんや飼い主さんにとってストレスになることがあります。猫は犬よりも聴覚力が高いので、常に鈴の音がするとイライラしてしまうことも。

3.自由さに欠ける:
  
猫は本来自由な生き物であり、家の中では自由に解放させてあげたいと 
  願う主さんは首輪に対して拘束や強制感を感じやすく、首輪に対して精神 
  的な負担を感じることも。


首輪必要派の理由

  1. 情報源になる
    首輪に連絡先や名前が書かれたタグを付けておくことで、もし猫が迷子になったとしても、見つけた人が連絡しやすくなるので安心されることも。

  2. 識別しやすい
    首輪を付けていると、遠目からでも飼い猫だと分かりやすいです。これで、野良猫と区別しやすくなります。また、黒猫など一見わかり難い色柄の子も、うちの子だと認識しやすくなります。

  3. 捕まえやすい:
    脱走した時、すばしっこく身体が軟体な猫をすぐに捕まえるためには指が引っかかりやすい首輪が役立ちます。特に鈴付きの首輪なら、音で猫の居場所が分かりやすく、暗闇での捜索にも役立ちます。


    どちらもうんうん、と考えさせられるご意見だと思うのですが・・・
    視点を、災害時に置いてねこや主さん達のことを考えてみたいと思います。



災害時の状況をイメージしてみる

 まず、知っておくべき状況としては地震。地震はいつ起こるか未だ予測ができない状況です。主さんの留守中に地震が発生し窓が割れ、猫が外に逃げるなんてことも考えられます。あなたの愛猫がそんな状況に遭遇したらどんな行動するかイメージできますか? 

逃げた猫は怖がっているのでしばらくの間自宅には近寄らない可能性が高く、お外をフラフラしている内に迷ってしまうことも考えられます。

防災士としてのアドバイス

ねこの首輪の有無は、賛否両論ありますが、災害時の状況や、猫ちゃんの安全を考慮する上で、首輪を付けることをおすすめします。防災士なねこ主、やまぐちがねこの首輪をオススメする理由は大きく2つあります。

1)災害時の逃走に役立ちます


 先に述べておりますが災害時には、家の外に逃げ出してしまう家猫もいます。窓が割れたり、地震などの影響で驚いてしまった場合、狭い場所や側溝に逃げ込んでしまい、主さんでも捕まえることは容易ではありません。しかし、首輪をつけることで素早い家猫を捕まえやすくすることができます。災害時の逃走対策には、首輪の重要性を理解しておくことが大切です。




2)ねこの首輪はたくさんの情報を含んでます

首輪の色やデザイン、鈴、ネームプレートの有無など、ねこの首輪にはたくさんの情報が詰まっています。マイクロチップがあっても、首輪情報は重要です。特に、首輪はマイクロチップではすぐに確認できない時や、迷子になった時に役立ちます。首輪は迷子ねこの安全を守り、飼い主の元に帰る手助けをする道しるべやお守りの様な存在です。


 

ただし、首輪選びには気を付けていただきたいことがありますので
以下のポイントを参考にしてみてくださいね。

  1. 安全性
    セーフティバックル付きの首輪を選びましょう。引っかかった時に自動的に外れる仕組みがあるので、首への負担が少なくて済みます。中には軽く
    とれてしまうものもありますが、それでは折角の首輪の意味をなしませんので耐荷重も吟味して選んでください。

  2. 情報タグ
    必ず連絡先や名前が書かれたネームタグを付けましょう。災害時に迷子になった時も、これがあれば飼い主の元に戻ってこれる可能性が高まり安心です。


    犬用で人気の高い、Iphoneの Air tag ねこの首輪に装着できるデザインの
    ものも見かけるようになりました。もともとは動物用ではなく鍵などの紛失に備え位置情報が確認できる電子タグなので企業として動物向け使用は推奨はされていません💦 個人的には首に電子機器を付けることに抵抗があってうちの子には装着しておりませんが、獣医の友人宅のわんこ君は装着されてましたがこれも飼い主さんの考え方に寄るところ。気になる方はご検討されてみても良いのではないかと思います。


    うちの子達は、マイクロチップとステンレス製のアナログなネームタグの2刀流。以前はプラプラ揺れるタイプのネームタグで視認性は高くて良かったのですが器にカツンカツン当たるのが気になってたので、首輪にフィットするタイプのものに変えました。保護された時でしか確認はできないと思いますが、お守りには変わりありません。


  3. 鈴の有無
    鈴付きの首輪は災害時に役立ちますが、普段は猫ちゃんにストレスを与えるかもしれません。子猫の内から鈴に慣らしてあげるといいかもしれませんね。我が家の三兄さんは11歳で我が家に着て首輪鈴生活してますが、今ではすっかり慣れて家でもへそ天で寝てますよ。鈴音のストレスで問題
    行動を起こすような場合以外は、装着後の様子を見守り慣れさせてあげてください。

   黒猫のはちこの場合、夜間どこにいるのかわかり難いためうっかり蹴っ
     てしまったり踏んだりしないよう鈴は必須でした。鈴の音で今家のどこで
   遊んでいるのかもわかりますし、三兄さんと音が違うと階段降りてくる
   音の聞き分けで『はちこが降りてきたね』と家族全員わかるようになり
   ました。家の中に居ても存在感がお互いわかる【鈴】個人的にはオスス
   メです。

最後に

猫の首輪については、それぞれの飼い主さんの考え方や猫ちゃんの性格によって意見が分かれるところです。ですが、災害時という特別な状況においては必要性が高まります。なぜなら、地震などの災害はいつ起こるか予測が難しい状況だからです。そして、災害が起こってから慌てても地震に怯え、逃走してしまったねこを守り切ることはできません。災害時のリスクを少しでも減らし主さんと共に避難できるようにするためには、首輪を付けるのが一つの方法です。大切な猫ちゃんの安全を守るために、ぜひ最適な選択をしてください。

ご質問やご相談がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。

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