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春の文化祭

この頃、殊に情報があふれ過ぎているところから逃れられず
記憶が交差することがある

そんな時、映画やミュージカル、音楽のリバイバル、リメイクやカバー版が出ると振り返りができてとてもありがたい機会だと思っている

不調和音を聴くように違和感を覚え、直ぐには受け入れられないる時もあるが、慣れていくものもある

もうすぐ、第94回アカデミー賞が発表される
カバー作品もノミネートされている

自身の参照用としても、ここにSCREEN ONLINE(日本語版)のリンクを置いておきたい

もし、そういう作品が受賞したなら、
できれば、現作品をまず、称賛してほしいと願う

このような不安定な状態で、賞や祭り系の開催が懸念されるのだと思われるが、
逆に、情勢に即した開催の仕方があるはずだ
何も、お馴染みのやり方でなくてもいいんだと思っている

こんな時こそ、「創造の羽を広げてみませんか」そう思う
なぜなら、世界に一石を投じるまたとない機会だからだ

「草の根」という言葉もあるが、極地で、あるいは、庶民が「反対」と叫んでも影響力は弱い

そういう意味できちんと向き合った開催を期待したい
しかしながら決して、品格を損ねないように、スマートに、尊重を忘れないで、
人類の、人類による、人類のための、、
こういうことに人知は使うために磨かれるべきことを未来の人たちに残す機会としても無駄にしないでほしいと願う

投げ銭も必要、人々に夢や希望を与えるような派手な演出や衣装も要るのかもしれない、とも思うが、様々なアーティストが試みてくれているささやかな活動をも、全肯定する機会なのだ、期待したい

もちろん、ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで開催される、
第64回グラミー賞も同様に

ラスベガスでの開催は本当に歴史上なかったのか?
わたしにはラスベガスで目にした華やかな世界を支える人々の姿が忘れられないでいる

もちろんロスでもそういう光景を目にしたにはしたが、より強力に印象に残っている

コロナ禍でどうなったのか気になっていた
少しでも恩恵が受けられますように

今年だけでもネットで全放映して、48時間限定視聴可能、かつその間は投げ銭を1US$からでもできるようにしてくれたらいいのに

その収益金を一部でも本当に困っている人たちに正しく公平に届くように

こちらも参照用としてHMVの記事のリンクを置いておきたい

「キャンセル文化」などとネガティブな名をつけずに、
だからといって、ムリに開催せずに、もっと自然な形で代替えはないものだろうか?「有効実行」はできないものだろうか?

ところで、こんなに光るピンクをキメれる人って!こんなわたしでもいっとき現実逃避でwobbれる。。

今学んでいる「音束」の資料から、久々にレナード・バーンスタインさんの名前を目にした

今回の賞レースにも絡んでいる
すごいことだと思う

この歴史的に偉大な作品のリメイクに挑んだ
演者や監督を始め関わった人たちの尽力は想像を絶するものだろうと思う

佐渡裕さんでより知ることになる指揮者としての活動、功績であったが、
10代の頃に観たウェストサイドストーリーが印象深過ぎて、
スティーブン・スピルバーグ監督のリメイク版はまだ観ずにいる

なぜなら、初見の印象、衝撃を薄めたくないからだ
ストーリーや多くのダンサーにも衝撃であったが
完全に音楽にやられてしまったのだ
記憶の交差が生じていない作品なのだ
あの楽音の塊から引き出される高揚感、感情のプレイバック、違和感、
どれもこれもわたしの宝物だ

アバンギャルドのように、戦いが現在のアート表現に代用されることがあるように、切ってもきれないことを平和な日本にいたわたしに教えてくれた貴重な作品の一つでもある

残念ながらウェスト・エンドやブロードウェイ(オフ・ブロードウェイ)などで観る機会はなかったことが悔やまれてならない






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