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ものごとは見方によって、見る人によって随分捉え方が異なる。
沁沁おもう。

今年中にさらっとでも読んでおきたかった本。

こういうところで語る時に「読んでしまった」ことが前提になっているような気もするが、わたしの場合はそうでもない。

読みたいものが多かったりするので自戒の念的に記録してココロにピン留めをしておくこともある。

そして読みきっていないのに確信する。この本は手元に置いて、時々見直したい、と。

そのくらい充実していて、細かく描写されているような印象。

そして怖くもなったり。

例えば、薔薇。
色や種類によってその効用や発するメッセージが違う。

意識せずに、ただ「綺麗」って人に写真を送ったりしていたこともあって、今更ながら焦る。

そうそう、先月とんでもない思い込みをしている人がいることを知り、腰をぬかしそうになったところだ。立て続けに2件もあった。

そこで学んだことは、

よく知らないのに、よく知らないことを口走るヒトが意外にいる

ということだ。
しかも、自己中心的に。

だからSNSなどの発信は大切な手段にもなってきているのだろうな。

こんな魔法にかかったひとの思考を修正して事実に基づいた発話ができるようになる、憶測だけで決めつける発話が冬の朝の白い息のように消えてなくなるような薬草があればいいのだが…。

あるていどまでは仕方ない、と流してきたが、力まかせで危険を感じる場合には、時にはしっかりと肯定/否定もすべきだろう。

本題にもどるが、自分この本、一つ一つ実際の植物を目にした後に読み返すと深まるんだろう。

実際育てたことはないが、好きなリコリスについても載っていたのがまた嬉しい。

他の植物もある国では神聖なもの、違う国では邪悪なもの。

単なる薬草となる植物の説明にとどまらない。いくつものお話に魔法にかかるように魅了される。

あくまで、わたしは、だけれど。


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