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人が集まる 木のおもちゃ作り会社

こんにちは。(株)こまむぐ 代表取締役・小松和人(こまつかずと)です。突然ですが弊社は日本全国から人が働きに来てくれる会社です。

採用難の昨今。多くの製造業が働き手の不足に頭を悩ませています。新型コロナ感染症の感染拡大を受け、求人自体が減っているようですが、それでも若い働き手の就職先に中小製造業が選ばれるケースは稀のよう。

そんな中、こまむぐでは3年前より新卒者求人を行っており、毎年、日本全国からお問い合わせをいただいております。結果、2年連続での新卒者の採用に至り、今年の募集も既に数名の方の面接がはじまっています。募集方法も自社ホームページやSNSなど自社広報で完結しており、広告費は一切かかっておりません。

まずもってお陰様でありますが、採用難の時代に求人に苦労をしていません。設立5年目。社員数はパートを含め5名の小さな町工場がです。

何故?

先日の記事でも書きましたが、まず日本で木製玩具専門メーカーはほとんどありません。その中で新卒者求人をしている会社は更に絞られます。そもそも木のおもちゃ作りがマイナー産業で、そこで働きたいという若者の絶対数も少ないのですが、上のような業界事情の為、人が集まりやすいという事です。

ここで着目すべき点は「求人が少ないから人が集まりやすい」ではありません。「業界でどこもしていない安定的な求人をしている」というところです。

ニッチ・トップ!

とまでは言いませんが、他社の行わない取り組みを行うことで、他社と比べ選ばれやすい会社になっていると手前味噌ではありますが感じております。

弊社だけでなく、この求人難の時代にも関わらず
日本全国から人の集まる中小製造業はいくつもあります。給与待遇がよいという理由で選ばれている会社もあるかも知れませんが

製造品目が特殊
そこにしかない技術
受け継がれる伝統
カリスマ経営者・・・等々

人の心を惹き寄せ離さない特徴のある、何か一つエッジのきいた会社が選ばれているように感じます。

求人に限らず、エッジの効いた会社になることは
あらゆる面で選ばれる可能性が広がります。中小製造業は他社にない特徴を出すことがブランディングであり、その上でニッチ・トップを目指す。これらが本当に強い企業になる為に大切なのだと思います。

そんなこと言ってもこまむぐは、おもちゃだから特徴出しやすいんだよ。と思うかもしれませんが、うちの前身は川口の斜陽産業だった鋳物の下請けである木型屋。倒産寸前の家内産業だった小さな小さな町工場です。

そこから転身し、日本全国から人の集まる会社になっています。どの産業にだってそうなる可能性はあるのです。

これからも更に面白いモノづくりを続け、若者の働きたい会社、第一希望に上がるような!そして子どものなりたい職業ランキングに、木のおもちゃ職人がランクインするような!そんなモノづくり会社を目指します!

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