コミュニティ内施策における「好奇心」の重要性
こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。
コミュニティ運営をしていると、様々な取り組みが生まれていきますよね。それは運営発信かもしれないし、メンバー発信かもしれません。
コミュニティの事例も増えてきて、コミュニティ内施策のアイデアもどんどん豊富になっているように感じます。
そのコミュニティ内施策において、僕自身大事にしていることがあるので、今回はそれをまとめてみようと思います。
「好奇心」が生み出すコミュニティの循環
コミュニティ内での活動が生まれていく際に、僕が見ているのはただひとつ。
そこにメンバーの「好奇心」があるか?
ということです。
メンバーが自分自身の好奇心がそこにあるか?
好きという気持ちを起点にはじまっているのか?
それをひたすら注意深く見ています。
最近Wasei Salonでは、動画プロジェクトや広報部が爆誕し、いわゆる共創活動が増えてきました。動画プロジェクトでは、メンバーが力を合わせて1本のWasei Salonイメージ動画を作成しようと頑張り、広報部ではインタビューやイベントを通じてコミュニティ外の方へWasei Salonの魅力を届けようと動いています。
コミュニティマネージャーとしてはとてもありがたいですし、おもしろい空間になっていることに僕自身もワクワクしています。
ただ、それが義務感に変わらないようにはかなり慎重になっているんですよね。
最初は「おもしろそう!」と興味を持ってスタートするのですが、それが気付かぬうちに「やらなきゃいけない…」に変わり、義務感で動いていることは珍しいことではありません。
そうなってしまうとひとは疲弊してしまい、コミュニティ活動そのものに疲れを感じるようになってしまうんですよね。それは本意ではないので、なるべく避けたい。
そのためにも、「好奇心」が必要になってきます。
そこに実際に動いていくメンバーの「好奇心」があれば、取り組み自体が自分ごと化していき、やらされている感(義務感)を感じにくい状況が生まれます。
そうなると、メンバーの自己実現価値が生まれ、メンバーにとってもコミュニティにとってもいい循環が生まれるようになるんですよね。
①好奇心を起点した取り組みが生まれる
②取り組みの達成=メンバーの自己実現
③自己実現が叶うと、他のメンバーの背中を押せるようになる
④コミュニティにチャレンジな文化が醸成される
この循環の出発点こそが、「好奇心」だと思うんです。
「好奇心」を大事にするために
と、これだけ聞けばとても簡単なように思えるのですが、「好奇心」を大事にするためには必要な考え方があると思っています。
それは徹底して「好奇心ファーストであること」。
人は気付かぬうちに、定石に従ってしまうもの。世の中で正しいとされている手順を踏もうとするし、それが善だと思いがち。
でも、そうしてしまうと気付かぬうちに取り残されてしまうのが「好奇心」なのです。
そうではなく、その定石を一旦取っ払う。
その上で、好奇心ファーストで取り組みを生んでいく。
この”定石を取っ払う”ことが大事であり、難しいポイントだなぁと思います。
例えば、Wasei Salonの広報部では定期的にMTGをしていて、そこで企画を練っていきます。
すると、自然と議題は「ペルソナは?」「どの課題を解決するためのアプローチなの?」みたいなガチ広報会議っぽくなるんですよね。
その流れで進んでいくとガチガチなものはできるんですけど、どこか違和感を感じてコミットするひとが減っていくことは容易に想像できました。
そうならないためにも「ペルソナとかどうでもいいから、皆さんのやりたい企画やりましょう!」と声をあげることが必要になります。別にそのあとでペルソナは決めることができるので、この順序は守りたいなと。
これを見定めるのも、コミュニティマネージャーとして必要な役割なのかもしれません。
最後に
コミュニティの原動力ってなんだろう?
そう考えることはしばしばあります。そのときに出てくるキーワードこそ、「好奇心」。これはメンバーだけではなく、オーナーも運営も含めて多くの方に当てはまることだと思います。
企業コミュニティだと、ついつい企業メリット優先して忘れることがあるポイントですが、それはなるべく避けないといけません。
逆に「いい環境になっているなぁ」と感じるコミュニティには、この好奇心文化が根付いているようにも感じています。本当の意味での心理的安全性が広がっている空間になっているんですよね。
本日の話が、コミュニティ運営をされている方の参考になれば幸いです。
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