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コロナの時代だからこそ考えたいコミュニティの価値

こんにちは、コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。

緊急事態宣言が発令されて、早くも7日目を迎えましたね。日に日にコロナの広がりを感じざるをえない状況で、いよいよこれまであった社会が崩壊し、新しい世界を生きていく覚悟が必要になってきたなと感じています。

そんな状況が変わっていく時だからこそ、本当に僕らが大切にしたいといけないことって何なのでしょうか?

僕はこの状況を受けて、改めて「コミュニティ」「人の繋がり」こそ、大事にしていかないといけないものだと感じています。

今回はそう感じる理由を、整理していきますね。


「つながっている」という感覚

まず、多くの方が自宅勤務に切り替わり外出自粛を受けて感じるのは、これまであった何気ないコミュニケーションのありがたみじゃないでしょうか。

これまではオフィスやコワーキングスペースに行けば、そこには誰かがいて雑談ができたし、夜は飲み会でお酒を交わしながらバカ笑いする時間がありました。

それがすべてリモートとなった時、どこか寂しさを感じるのは僕だけではないはず。

ふらっとコミュニケーションが取れる信頼関係という土台のある空間が、まさに今求められているものだと思います。

リアルで会えなくても、感覚的に「つながっている」そう思えることを欲している気がするんです。SNSは普及した今、ある程度それが担保できていますが、安心感があるか?というそんなことはない。

ふと感じる不安、今直面している問題、オープンに発信したら叩かれそうなこと、それらを多角的な視点からコミュニケーション取れるのが、コミュニティという空間です。

「そういったことが話せる場所がある。」

そう思えるだけで気持ちが楽になれるし、負の感情が和らいでいく。これは紛れもない事実だなと。

また、今回のトイレットペーパー&ティッシュペーパー事件のように、変な情報に振り回されることもなくなります。実際にこの騒動があった中、僕がコミュニティマネージャーをしているWasei Salonでは、まったくの無風でした。

みんな何の心配もしておらず、全然情報に振り回されている様子がなかった。その様子を見るだけで半端ない安心感を感じたんですよね。

このように、コミュニケーションや気持ちの部分において、コミュニティは様々な利点があると思います。


時間の使い方を見直され”習慣”をつけるとき

自宅勤務になり、皆さんかなり時間の使い方が変わってきているのではないでしょうか。

僕自身、これまで100%外食だったのに今では100%自炊するようになっています。これは移動時間がなくなり、料理をつくる時間的余裕が生まれたのが大きなところだと思っています。

このように、時間の使い方が見直され、新しく習慣をつくっていくタイミングなんだと思うんです。

そんな時にこそ、コミュニティは役立っていく。習慣とコミュニティはかなり相性がいいからです。

例えば、Wasei Salonでは最近”朝活部”というのが立ち上がり、毎朝8時にzoomで挨拶をしてその日にやることを共有する取り組みが始まりました。

僕もそこに参加しているのですが、これがきっかけで平均で起きる時間が1時間以上早くなったんです。早起きの習慣がついてきたということですね。

一緒に習慣改善を取り組む繋がりがあることで、踏ん張れる理由ができて、習慣改善を促進する力が生まれます。他のコミュニティだと朝渋が、まさにその代表的なもの。

今こそコミュニティを活用し、理想としている習慣を身につける時なのではないでしょうか?


いざという時に助け合える存在

これまでの当たり前が通じなくなった時、すべての人がこの状況をポジティブに受け止められることはないと思います。

どうしてもしんどくなる場面は出てきてしまう。

そんな時こそ、相談できる先や助け合える繋がりがあると、とても心強いですよね。それこそがコミュニティの価値だと思うんです。

かつての震災時に、多くの方がコミュニティの重要性に気付いたように、同じことが今起こっているのではないでしょうか。

つまり

・助けて!と言える空間
・助け合うアクションが起こる関係性

この部分が求められている。

生活する上で困ることが起こった時、弱音を吐けること、助けてと言えることってかなり大事なことです。それがすんなりとできる信頼関係のある空間があるかどうかで、危機を乗り越えられるかどうかが左右されます。

その上で、実際に助け合えるために行動できるのか?もかなり大事なポイント。励ますだけで終わらず、アクションにまで繋がる関係性って貴重です。

僕がコミュニティマネージャーをしている「渋谷をつなげる30人」では、メンバー同士が助け合えるようにFacebookグループでコミュニケーションを取れるようにしています。

実際に、食に関する問題をクリアするためにメンバーが手を取り合って、様々な取り組みを実践しています。

驚きなのは、このスピード感がとても早かったこと。信頼関係の土台があるからこそ、こういった緊急事態に対して迅速に対処することができます

Webメディア「70seeds」でも、関係性から生まれたとても素敵な取り組みを実践していますので、ぜひ見てみてほしいです。


応援してくれるファンとの関係性

このコロナの状況に直面して、かなり問題視されているのが飲食店の存在です。テイクアウトで対応したり、SNSで呼びかけたりして、なんとか危機を乗り越えようとしているお店はかなりの数です。

こういう時に浮き彫りになるのは、応援してくれるファンの存在。

急速に立ちあがっているクラウドファンディングや、先行でチケット購入をするサービスも、「応援したい!」と思ってくれるファンの存在が必要不可欠です。

残酷な話、なんとなくお店を支援してくれる人はそこまで多くなく、需要と供給がマッチしていない状況が生まれてしまっているからです。

こんな状況になるまでに、いかにファンと向き合ってきたのか?ファンとの関係性が構築できているのか?が強く問われています。

また、応援と一言で言っても様々なやり方があると思います。最所あさみさんが書いていたこちらのnoteでは、応援し続けてもらうことの厳しさが記されていました。

このツイートにも書いてある通り、僕はこの応援の形をデザインしていく必要があると思います。ただお金を払ってくれ、支援してくれ、そうじゃない応援の形です。

つまり、新しいファンとの関係性を築かねばなりません。

ファンとの関係性構築は、つまるところコミュニティをどう築くか?ということと同義語。こういう危機にこそ、コミュニティ論の考え方は役に立つはずです。


最後に

これまで絶対と思われていた価値が崩れています。

そんな時にこそ、活きてくるのはコミュニティであり、人との繋がりなんじゃないかなと思っています。

それをいかに日頃から大事にできているのか?が、こういった緊急時に問われている。周りの動きを見ていても、強くそれを感じます。

今一度この現実に目を向けて、目の前の関係性を大事にしていくことが、この時代を生きる僕らすべての人が大切にしないといけないことなのではないでしょうか。

本日鳥井さんが書いていたこちらのブログも、何かしらの参考になると思います。

それでは!


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