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フレスコボールという文化が築かれていく過程

11/14.15に兵庫県大蔵海岸で「フレスコボール オオクラカップ2020」が開催された。

この大会をもって、コロナでバタバタした2020年シーズンのフレスコボールが終了。今年度もプレイヤーとして走り抜いた1年。思うような結果は残せなかったものの、しっかり向き合えたからこそ充実した日々になった。

ブラジルを経験したペアとして、ブラジルで入賞した一人として、ブラジルに通用するプレーの実現を目指し、日本の大会ルールにあえて適合しない道を選び、貫き通した1年。

だからこそ見えた景色や、感じれた感覚があって、とても成長できた年になったと思う。

「自分たちがどういう場所を目指して取り組んでいるのか?」

5年もやってきたが、その問いを今年ほど意識した年はなかった。その意識をすり合わせて、一緒に走り抜いてくれたペアのまっつんさんには感謝しかない。本当にありがとうございます。

大会のたびに「二人のプレーが好き。勝ってほしい」と、いろんな方に声をかけてもらい、それがとても嬉しかったしエネルギーになった。応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。


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話は少し変わり、僕は2015年1月にフレスコボールと出会い関わりを持ってきた。

最初は、ボランティア的な感じで普及活動のサポートから入り、気付けばフレスコボール協会の事務局長をして、気付けば日本代表選手として活動していた。

2015年のころのフレスコボールは、やっとこさ大会ができるぐらいなもので、まだまだスポーツとして浸透していなかったように思う。レジャーコンテンツに近いイメージ。初めてのジャパンオープンもこの年に開催したが、15組を集めるのが精一杯だった。

それが年を重ねるごとにプレイヤーが増加し、どんどんレベルが上がり、関東から各地方に広がりを見せていった。

フレスコボールに関わるひとみんなフレスコボールがすごい好きで、そこから生まれる熱量や愛情がとてつもない。そんな皆さんがいるからこそ、少しずつだけど確実に広がっていて、今のフレスコボールが出来上がっているのだと思う。

そして、今大会は初めて関東以外の場所での開催であり、もっとも出場組みが多い70組が出場する大会となった。大会には大学生や高校生といった若いプレイヤー、初めて参加する新しいプレイヤーが大勢いて、フレスコボールという文化が築かれている実感を持つことができた。

こういうフレスコボールの広がりや現状をみていると、このスポーツそのものが大きなコミュニティになっていることを感じざるを得ない。偶然の出会いで始めた人がいて、その人からの影響で始める人や触れる人がいて。技術と魅力を伝え続けて、同心円上で少しずつ広がってきた。

貢献度合いの大小や関わり方などは関係なく、関わっているすべてのひとがフレスコボールという文化の一部なんだと思う。その自覚を持っている人が増えてきたのも、最近のトピックである。

そして、今この感覚を味わえていることが、フレスコボールの魅力のひとつであり、スポーツそのものの醍醐味だと感じられる。改めて、その面白さを実感できた大会だった。運営の皆さん、ありがとうございました。


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この1年も頑張ってきてよかった。

また来年、どうなるか今はわからないけど、僕なりの関わり方でこのスポーツとは向き合っていきたい。

フレスコボールやってみたい方は、ぜひご連絡ください。


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